里山に家を建てる 始まる
家を建てよう。多くの人が家族を持つと考えるであろう大きなテーマ。私たちもその内の一人でした。そして家を建てようと決めたとき、最初に考えるのはどこに住もうか?ということだろう。われわれ夫婦でもそんな話をするかしないかの内に、親から突然「土地を分け与える」という話が降って湧いて出てきた。私たち夫婦は共に第二子。俗に言う跡継ぎとは縁のない二人でした。だから当初は土地を探して、家を建てて、というステップを踏もうと考えていたのですが、土地を探す、買う、というステップを飛び越えていとも簡単に場所が決まりました。ただ私たちの場合、有り難くも親から分け与えてもらった場所が『山林』=そう、山なのでした。子供の頃からその場所に父の土地があるということは聞いていましたが、田舎のしかも山林なため、「この辺」ということしかしらず、もちろん自分が住むなんて考えもしませんでした。それがいつしか結婚して家族を持ち、家を建てることになるなんて。私は子供の頃から新聞広告の家の間取りを見るのが大好きでした。間取りをみながら自分の部屋、兄弟の部屋、同居していた祖母の部屋は一階の,,,和室がいいかな~なんて想像して楽しんで。そしていつか自分の家が欲しいな~と夢を見ていたものです。その夢が現実になる第一歩として与えられた場所。それがこちらです↓一番近い道路からみた景色です。奥のほうに見える木が茂った森のような場所が我が家の建つ予定地です。里山と呼ぶにも荒れ果てた土地。もう50年近く人の手が入っていない場所だそうです。そしてここから長い新築完成までの道のりが始まるわけですが、現在途中経過としてこの話が始まってから早3年。ようやく建物の基礎工事が始まったところです。最初に言っておきたいのですが、今回のこの計画をはじめるにあたって私は旦那さんがまったく反対しなかったことを本当に感謝しています。いくら親からもらった土地であれ、普通の整備された住宅地でもない森の中に住むことを喜んで楽しんでくれる人は少ないのではないでしょうか。これから始まる家を建てられる場所にするまでの工程でも、本当に旦那さんは楽しんで一緒にがんばってくれました。夫婦が共にここへ暮らすことを楽しみにできたからここまでやってこれたのかな~と思っています。では、次回はこの荒れた土地に何から手をつけていったかをお話します。私たちは夫婦でお庭の設計、施工をしています。ホームページはこちら→http://cielo2005.wix.com/cielohomepage自然の風景を大切に。緑豊かな里山風の庭を作りたい方、ぜひご相談下さい。