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幕張本郷の小さなフレンチレストラン   サンク・オ・ピエのオーナーシェフ、中村雅信の日記ページ

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Mar 4, 2013
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カテゴリ:シェフの雑記帳

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 まずは、シャンパーニュ。シャンパーニュのシャルドネの聖地といわれるアヴィズ村のブラン・ド・ブランで補糖なしのブリュット・ゼロ。これはサンク・オ・ピエのワインリストからお出ししました。料理は12周年メニューの前菜、ピエール・オテイザ氏のバスク産キントア豚の肩ロースの自家製スモークハムとランド産マグレ鴨の自家製スモーク生ハム。

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 白ワインは、ドメーヌ・ルロワ、コルトン・シャルルマーニュ1989。素晴らしいワインでした。料理は、リ・ド・ヴォーを塊のままローストしたものと牡蠣のソテー。ソースは、リ・ド・ヴォーを焼いた鍋をカルバドスと白ワインでデグラッセして鶏のジュを少しとマッシュルームのソテーを加えて、生クリームとバターで仕上げたもの。これだけの白ワインになると、魚介だけでは物足りないので、リ・ド・ヴォーと牡蠣を組み合わせた。牡蠣がワインのミネラル分に、リ・ド・ヴォーとクリームソースがワインの滑らかさとコクに、マッシュルームの風味がワインの熟成感にマリアージュする感じですね。大好評でした!

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 赤の1本目は、ドメーヌ・ルロワ、ヴォルネイ・サントノ・デュ・ミリュー1998。シルキーで果実味もまだたっぷりある中に土やキノコの香りもちらほら。

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 赤の2本目は、ドメーヌ・ルロワ、ミュジニィ1980、さすがルロワ!さすがのグランクリュ!さすがの1980ヴィンテージ!言う事ありません。料理は、もちろんラカン産鳩のポワレです。ラカン産鳩のあり得ないような食感と味わいにみなさん驚かれてました。

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 最後は、ボルドー、ソーテルヌの貴腐ワイン、シャトー・リューセック1981。まあ、これも言う事無しの素晴らしいワインでした!合わせたデザートは、ロックフォールチーズのムース蜂蜜風味とソーテルヌワインでマリネしたレーズンとドライアプリコットとドライイチジクを混ぜ込んだクレーム・アマンドのタルト。ロックフォールのムースは、ロックフォールとクリームチーズを室温に戻し、蜂蜜を加えて良く練り、八分立の生クリームを合わせて冷やしたものを温めたスプーンですくって盛り付け、ロックフォールチーズを少しちぎってトップに飾り、ゲランドのフルール・ド・セルと荒挽きの胡椒を振りかける。

 貴腐ワインの甘味が、ロックフォールチーズの強いカビの風味と塩気とそれを蜂蜜の風味と生クリームで包んだムースとさらに振りかけた塩と胡椒に反応して、止まらないほどのマリアージュです。もちろんタルトもばっちりです。これも大好評でした。

 最後は、さかもとこーひーのサンク・オ・ピエ12周年記念コースブレンドとをホワイトチョコレートのムースをのせたマルキーズショコラの最高のマリージュを楽しんでいただきました。もちろん、こーひーも大好評でした!

 素晴らしいワインでした。これだけのワインをパリの三ツ星レストランで開けたら、まず百万円以上は確実ですね、、、。凄いワイン会でした。

 






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Last updated  Mar 4, 2013 10:31:13 AM


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 madame-H@ キッシュに入れてます。 相かわらず、手間のかかるスープを楽しん…
 ゆり777@ こんにちは。 美味しそうですね~。 チキンがジュージ…
 おかめ@ Re:食べる姿(10/31) なるほど!私も無粋な行為をしていた一人…
 mermerada@ はじめまして! エスカルゴは好きで、メニューに有ると頼…
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