生卵の白身は あまり与えない方がいいとされています。
理由としては、
「卵白に含まれるアビジンが
卵黄に含まれるビオチン(ビタミンB7/ビタミンH)の吸収を妨げるため
ビオチン欠乏になり、皮膚炎などをおこしやすくなる」
という、一見しただけでは なんのこっちゃ!?って感じの
説明なのですが、
要は 「白身ごと食べると、一部の黄身の栄養を吸収しにくい」
ということですかね。
これ、犬や猫だけが特別そういう体質なのかと思っていたら
人間にも当てはまるそうで、
毎日 大量(10個以上とか)の生卵(卵白)を食べ続けたりすると
脱毛や皮膚炎、アレルギーなど さまざまな「ビオチン欠乏」の症状の出る
可能性があるそうです。
ただ、ビオチンは卵黄だけでなく
豆やレバーなど他の食品にも含まれているらしいので、
普通に食生活を送っていれば 卵以外からも
ビオチンを摂取することが出来るため
滅多なことでは欠乏症にはならないということです。
で、それから考えると、
犬や猫も 毎日のように生卵を食べさせたりせず
肉やレバーを与えていれば大丈夫。
たまに食べるぐらい平気。
卵白は、それを食べたらすぐ体が悪くなったりする
毒のようなものではない、ということです。
卵白のタンパク質は必須アミノ酸のバランスがよく
中には、余分なコレステロールを下げるアミノ酸があったり
免疫力を高める酵素があったりと、
体に役立つ栄養もたくさん持っているので
やみくもに拒絶するどころか
たまには食べさせるのもいいかも知れません。
(卵白のアビジンは熱に弱いので、卵黄のビオチンも
効率よく摂ろうと思ったら、加熱調理がベスト。)
生卵白も多少は平気。
ということを、知ったので
今回は、くつしたにも丸ごと生卵を。
量は1個全部だと多そうなので、半分ぐらい。
大人も、卵とめかぶ・とろろの
ずるずるむっちょ。
なんかこういう ぬるぬるしたものが
とても食べたくなった日でした。
めかぶ&とろろに対して卵が多すぎたかなー
と思ったけど
かき混ぜてみたら ちょうどいい感じに。
大人も くつしたも
吸収しきれなかったビオチンは、
また別の日にレバーからでも補うとしましょう。
くつしたも ぬるぬるごはんに
だいぶ慣れたようで、
卵もとろろも ちゃんと食べています。
一度ごちそうさましたあと、
また残りを食べにやって来ました。
大した量は なかったので、
またすぐに ごちそうさん。
でも、おいしかったー。という顔を見るのは
何より うれしいことです。
あとで もう一杯、おかわりしました。