カテゴリ:ミステリー
本日ご紹介するミステリーは、岡嶋二人さんの「ダブルダウン」です。
●あらすじ ボクシングの試合中、対戦している二人が死亡した。二人ともに毒物で殺されていたことが判明するが、毒はいつどこで、どこに仕込まれたのか。謎が謎を呼ぶミステリー。 ●簡単な感想 次々と色んな謎が出てくる作品の多い岡嶋さんですが、今回もたくさんの謎が出てきました。 繋がりがわからずに登場人物と同じように悩まされるので、読んでいて楽しいです。 一気に読めました。 以下はネタバレを含む感想です。 読まれた方のみ反転してご覧ください。 犯人はわかりやすかったです。主人公に協力的な異性が二人いると、どちらかが犯人の法則が当てはまりました。八田さんはそもそも怪しい行動が多かったですし、フーダニットではない作品なのだと思います。 犯人があの手この手を考えていたのがすごいです。根っからの悪人なのでしょうけど(事故で人を死なせたことを隠匿するために何人殺せば気が済むのかというくらいですし)、計画性が高いです。 そういえば、最近(というか今読んでいる辺りの本)は女性が語り部が多いような気がします。男性視点の話を忘れているだけかもしれませんが。また「焦茶色のパステル」みたいな話も読みたいです。 以上です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.26 21:08:04
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