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クラルテ@ ao_6さんへ >もしかしてこの日焼けは畑やけ? -----…
ao_6@ Re:二度目の種蒔きからの気付き ファーマーclarte(09/29) お久しぶりです~。 ipod可愛いですよね♪…

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cnmh

cnmh

Jun 18, 2004
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カテゴリ:cinema
人は死んだ時に、魂の重さ分の21グラムだけ体重が軽くなるという。
それは、ハチドリの重さ。
そしてチョコレートバー1個分の重さ。

人生は、結局、何かを起こしてしまった人、そのせいで何かを奪われてしまった人、その恩恵を授かってしまった人、
そういう残酷な連鎖によって当たり前に繋がっているが、嘆いてみても「それでも人生は続く」のだ。

この映画を観た後に、『ミスティック・リバー』を観た時の気分を思い出した。

暗い。

それも過去形的に暗いのだ。

観ていて痛々しくなるくらいに、やるせない気分になってしまう。

希望的に生きようと思っていても、降りかかってくる現実。
それに決断を下す人々の弱さと強さ。

こういったことは当たり前に日常にあることかもしれないけれど、
辛いのは、この映画に悪役や悪人がいないということだった。



・・・といった映画のストーリーの暗い感想は、ちょっと脇に置いといて
以下、登場人物の感想です!

まず、第一に心臓移植手術を受けないと1カ月の命という大学教授のボール役のショーン・ペン!

『ミスティック・リバー』の乱暴でキレる中年男性役でもかっこいいなーと思ったけれど、
今回のインテリで病人役も抑えた演技で、かっこいい!
特に、クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)にじわじわと恋心を抱いていく様子なんて、
まるでストーカーみたいだったけれど、夢中になっていくキュンとした感じ、とくによかった。

『I am Sam 』のときは、本当に6歳の知能のままの中年役を本当にそうであるかのように
ハマって演じていたのと比べると、今回の21グラムはまさに対極の役柄。
うまい。
本当にいい俳優なんだな~とつくづく思いました。

そして、クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)の夫と娘2人をひき殺してしまったジャック役のベニチオ・デル・トロ!

出てくるだけで、すんごいド迫力!
何かいつも苦しいくらいに重たくて、苦悩に満ち溢れてヨレヨレした感じ、
怖いくらいの存在感でした。
ジャックの役は、刑務所の出所退所を繰り返している、前科のある男性。
でも今は信仰に生きがいを見出して、暮らしは貧しくとも、小さな子供2人と奥さんと静かに暮らしている。

どうして、ジャックにだけ悪いことが起こり続けるのか。
神様はどこまで、人を試すのか。
私まで、キリスト教のあり方を考えさせられてしまうデル・トロの役どころでした。

それから、夫と2人の幼い娘と幸せな生活を、デル・トロが起こした事故で奪われてしまったクリスティーナ役のナオミ・ワッツ。

私は、ナオミ・ワッツはあまり好きなタイプではないけれど、
やっぱ演技はうまいな~と感じたし、静かで落ち着いたイメージがこの役にはよかったかもしれない。

途中、途中でヒステリックに泣きわめくシーンは、役柄とはいえ、結構ウンザリしてしまったのは
私だけではないかもしれません(汗)。

私の勝手な憶測なんだけど、
役柄的に、昔は悪いお嬢さんだったけど、インテリで中流階級の建築家のだんなさんと結婚して、
子供も2人産み、やっとこれから運が向いてきたかな~
と思っていたところに、全てを失われてしまった。
そして、またもとのヤサグレた生活に戻りそうになってしまう、という、転落の渦中にある人物のようで
どうも、感情移入できなかった。
それが、普通の人の普通の人生なんだろうけど、ちょっと他力本願な気もしたりして。
私には、あまり好みな生き方じゃなかったから、ナオミ・ワッツだけは、うざったい気分が残りました。

そして、生意気シャルロット!
ショーンペンと愛のない結婚生活を送っている妻メアリー役のシャルロット・ゲンズブール!

役的には、どうしようもない役なんだけど、やっぱりフランスの女優(笑)。
表情がとってもキュートで、着てる洋服も普段ぽくてシックでかわいい!
なんだかわかんない艶っぽさがにじみ出ていて、私は好きでした。



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Last updated  Jun 21, 2004 10:06:38 AM
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