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cms@ebisu

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2008.04.24
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四月大歌舞伎、昼の部の『刺青奇偶』一幕だけ。
波止場の灯籠に寄りかかるお仲(玉三郎)の後ろ姿が忘れられなくて、一幕見で観に来ました。
さすがに「仁玉勘」の4月です。
平日の昼間だというのに、昼の部最後の演目に長蛇の列ができていました。
一つ前の演目「熊野」にも仁左衛門と玉三郎が出ていたからでしょうか。通しで買う観客がいれば、席は空きません。立ち見での観劇となりました。

舞台を見渡すと、江戸の情緒たっぷりの舞台を背景に、世を儚んでいるお仲を演じる玉三郎の仕草が映えています。
頬から顎にあてる手の置き方、首のかしげ方には、遠く4階席から眺めても、お仲がこの世でどうやって生きて行こうか思案する辛さが見えます。
どう見せるか、役者の工夫に観客は魅せられていることを実感しました。

前回は1階の1列目ということで、役者の表情はよくわかりました。
今回は、こんなに遠くからでも、例えば鮫の政五郎(仁左衛門)の立ち方、座り方に賭場の親分としての風格が見えます。
ここに様式としての歌舞伎の代々継がれて研究され、洗練された凄さを感じました。
登場する人物は、まるで鏑木清方の日本画のように美しい。
お仲に心底惚れられる半太郎に扮する勘三郎のいい男っぷりも見事なものです。
どこから見ても、こんなにも観客を喜ばせてくれる歌舞伎に、役者と観客の目に見えない強い絆を感じました。
久しぶりの立ち見でしたが、観に来てよかった。

※一幕見の情報は歌舞伎公式ウェブサイトで。

(歌舞伎座にて)

※写真は、幕見に入場中の列。ようやく入り口が見えた、というところです。





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最終更新日  2008.04.25 01:39:43
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