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cms@ebisu

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2009.12.12
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G2演出の『Nine The Musical』。
嫉妬、見栄の張り合いなど、女性の醜い部分が露出しています。
まず舞台裏から見せてしまうことから、それは意図してさらけ出されるものなのかもしれません。
美しい外見と、個々の主張が強調される女性たち。
競い合うように存在する「美」が、人物の軽薄さを浮き彫りにしています。

一方、身から出たサビ、そんな女性たちに翻弄される映画監督のグイード。
今回のグイードは、外見が若くシャープなイメージの松岡充。
女性たちがほおっておかないのは一目瞭然ですが、過去の栄光にすがり名声を追いかける過程が、かえってコミカルに映ります。

女性たちが代わる代わる前面に出てくることで、グイードとの心理的な絡みが希薄になってしまったようです。
強引に結論に至った感がありました。

演出・訳詞・上演台本・G2、
音楽監督・荻野清子、振付・前田清実、美術・島次郎、照明・高見和義、音響・井上正弘、衣裳・出川淳子
翻訳・薛珠麗

※公演詳細は公式サイトで。

ナイン』の映画が12月18日からアメリカで公開されます。
こちらは海外のサイトになります。
クリックすると音楽が流れます。

(ルテアトル銀座にて)

ナイン』という作品を初めて観たのはロンドンでした。
2003年、劇場はドンマー・ウエアハウス、演出はデヴィッド・ルヴォー。
洒落たショッピングモールにある小さな劇場の、確か2階席でしたが、舞台の上の透明なテーブルを見下ろすように観劇。
舞台装置と次々と登場する女性達の美意識が圧巻で、子供時代のグイードが求めた愛の切なさを感じた作品でした。

そして東京では同じくデヴィッド・ルヴォーの演出で、tptが日本版としてアートスフィア(現在は天王洲 銀河劇場)で初演『ナイン THE MUSICAL』そして再演『ナイン THE MUSICAL 2005』を上演していたのはご存知でしょうか。

幕が開いたその瞬間に眩いばかりの美しさが目に飛び込んできました。
ロンドンよりも大きな劇場で、舞台となるスパをイメージした水を使った舞台が特徴でした。
大勢の女性たちが、次第に個性豊かな一人ひとりとして存在感を発揮します。
一人の女性を愛せない、いえ本当の愛し方を知らない中年男性グィードが、あっちに愛想、こっちに愛想とどの女性も手放せない中で、やがて別れと愛について深く知ることになります。
愛人のカルラ(池田有希子)の妖精のように幻想的な美しさ、プロデューサー(大浦みずき)の上から目線で役柄そのままに観客と接する愛嬌が語り継がれる印象的な作品でした。

その美しい舞台(再演)については、ほぼ日刊イトイ新聞に掲載されています。

再演ではグィードは別所哲也ですが、初演の福井貴一の哀愁が漂うグィードも忘れられません。

ほぼ日刊イトイ新聞(2005年5月27日)のサイトに、デビッド・ルヴォーがこのミュージカルについて語った「ー デヴィッド・ルヴォーのことばー」が掲載されています。
彼がこの作品で何を表現したかったのかが書かれています。

tptの「ナイン THE MUSICAL」CDは、tptのサイトで購入できます。

☆「8 1/2」普及版 DVD
 「Nine」は、フェデリコ・フェリーニの自伝的作品のこの映画を原作としています。
 主演・マルチェロ・マストロヤンニ
 

☆「NINE -ナイン-」2003年 ブロードウェイ・キャスト(輸入CD)
 演出・デヴィッド・ルヴォー、主演・アントニオ・バンデラス
 2003年再演版ブロードウェイ・キャストによるスタジオ録音CD
 





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最終更新日  2009.12.17 12:24:58
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