|
カテゴリ:短編小説
そぅ死んでも愛し続ける、そのはずだったのに…
前回から更に36年後… 孝史が離婚したと聞いた。 とっても幸せそうだったのに…。 実は私は2年前から孝史の姿を見ていない。 人づてで聞いたのだ。 それまで、私はまるでアイドルの追っかけのように 58年間、孝史の幸せを祈り陰から見てきた。 でも、もうそれも2年前から辞めることにしたの。 私は死ぬまで孝史を愛している、それだけでいい 愛し続け、孝史の幸せを祈り続けてる、それだけでいい。 そう自分に言い聞かせてきた。 でも離婚したとの知らせを聞いて 孝史の事を少し心配していた私に ある日の朝、電話がかかってきた… りりり~ん、りりり~ん 私「はい。もしもし」 それは幼なじみの絵里からだった。 絵里「ねえねえ、由紀、聞いた?あの由紀が気にしていた孝史君 事故で入院したんだって、何でもかなり危ないらしいよ」 由紀「…」 絵里「ねぇ、由紀、聞いてるの?もしもし、もしもし…」 ガチャ! 由紀「孝史が、そんな…まさか…」 私は突然の孝史の不幸に愕然とした。 (ど、どうすればいいの?) そんな中、孝史は病院の手術台の上で… …つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年10月25日 23時07分55秒
コメント(0) | コメントを書く
[短編小説] カテゴリの最新記事
|
|