ピラティスを専門に指導している理由。
日本の多くのスタジオやスポーツクラブではピラティスとヨガは同じものというか、ひとつのカテゴリーとしてまとめられています。そのようなところでは、クラスを受けにくる皆さんはピラティスとヨガの違いがわからず混乱するようです。よく「違いはなんですか?」という質問をうけます。簡単に違いを説明すると、ピラティスはコアーマッソルという体幹の中心にある筋肉群を鍛えることを核とし、動きがからだの中心から発することを学ぶ、理論に裏付けられた運動です。一方、ヨガは呼吸法を行いポーズをとりながら全身の調和をはかります。お互いよく似た動きがあり、重なりあうところがありますが、直接の目的が違うと思います。 実はわたしはヨガは大好きで、クラスを受けに行ったりしています。アメリカにいた時は資格もとって指導をしていました。そしてヨガをするとピラティスも上達します。またフィットネスの三要素;有酸素運動、筋力、柔軟性のすべてのバランスをとるのが体力全般の向上には役に立ちます。そのフィットネスの三要素の視点からみると、ピラティスに限らずいろいろなことを指導した方が多くの人により体力向上のための指導ができるのではないかと思われます。 にもかかわらず、日本でピラティス専門で指導している理由は今まで運動できないと思っていた人たち、たとえば腰痛、関節手術の術後、また中高年の方たちが運動できるように。ピラティス専門のスタジオにすることで、以上のような体力があまりない方から、アスリートなどの専門のコンデショニングまで対応できる。と、以上のことはアメリカで私のしてきたことです。自分のスタジオで、日本ではまだこれからのことを現実に提供していこうと日々活動しています。ピラティス専門にしないと提供しようとしていることがクリアにならず、普及にも時間がかかるおそれがあります。 ユニバーサル フィットネス、ピラティスを開始してから多くの腰痛,肩のひどいこりのある人たちがみえてます。なかには交通事故後などの理由で、これから体力がどんどんなくなったらどうしようと思われている方が少なからずいます。でも、みなさんピラティスならできそうと自信をつけられています。これからも、ピラティスで自分のからだをケアしたいという人達のお手伝いをするのが楽しみです。