テーマ:お気楽ペーパーバック三昧(18)
カテゴリ:本
久しぶりにゴルフの話題から離れて、最近読んだまじめな本を紹介します。
![]() The TIPPING POINT[洋書] このThe TIPPING POINTという本ですが、妻が米国出張の際に書店で目にして衝動買いして読んだら凄く良かったと言うことで、私に強く勧めてくれた本です。 翻訳もあって、文庫版の邦題は、「 ![]() 急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 」となっています。 内容は、英語版の題でも中を読めば分かりますが、むしろ、翻訳の文庫版の題がかなり上手に要約しています。 要は、なぜ流行は流行になるのだろうというメカニズムを半分だけ学術的に、半分だけ経験則的に解き明かしたものです。 その内容の一番重要な点を言えば、何かが大流行するためには、 第一に、少数の影響力のある人、具体的には、顔の広い人(Connectors)、専門知識があるとして人に頼られる人(いわゆる何とかマニア?)(Mavens)、説得力のある人(Salesman)達にまず気に入られる必要があるということ。(The Law of the Few) 第二に、その流行の内容自体がそれを経験した人に長く影響が残ること。(The Stickness Factor) 第三に、その流行の内容を支える状況を作り出し、維持すること。(The Power of Context) ということなんですが、これだけでは、勿論、本を読んでない人には何のことだが分からないと思います。 本の中では、セサミ・ストリートの成功や、ニューヨークの地下鉄の犯罪発生率を劇的に下げることに成功した壊れた窓理論など、いろいろな実例を使って、それぞれの概念を分かりやすく説明しています。 なんだか、実生活人もビジネスにも応用できそうで、なかなか興味深く、おすすめです。 では、英語で読む必要があるかというと、娯楽本ではないので、英語のニュアンスがそれほど伝わらなくてもおもしろさが減じるわけでなく、多分、内容は正確に訳せると思うので、日本語版でも十分ではないでしょうか。 いずれにしても、内容はおすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 15, 2010 07:17:07 AM
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