Hippiefest 2007 A Concert for Peace & Love Pt.2
夜7時をまわったところで始まったHippiefest 2007。司会進行役はパフォーマーの1人でもある、County Joe McDonald氏でした。。夏の祭典一番バッターは元Moody Blues, WingsのDenny Laine。オープニングナンバーはウイングスでおなじみのTime To Hide。Baby, won't you let me have a little time to hide♪と観客も大合唱。みんな、よく知ってるよねー。と感心。そしてMoodysの最初のヒット曲、Go Now.デニーの定番だよね。「ポールとリンダに贈ります」と言って、Band on the Runを演奏。いきなりって感じだったけど、持ち時間少ないから仕方ないよね。DENNY LAINE (BAND ON THE RUN)英国勢が続きます。2番バッターはBadfinger。考えてみればこちらもビートルズ関連だよね。PeterもTomもいないけど、名曲のオンパレードを楽しめました。大ヒット曲を気持ちいいぐらいに連発。Baby Blue, Come and Get it, Day After Day,No Matter What You Are.JOEY MOLLAND OF BADFINGER (NO MATTER WHAT)3番バッターはデトロイトが生んだロック野郎。Mitch Ryder。Jenny Takes Ride, C.C. Rider, Devil with a Blue Dress On。往年のヒット曲で、観客もノリノリ状態。Mr.Ryderも渋くてカッコいいおっさんになってました。Mitch Ryder & the Detroit Wheels4番バッターは司会進行役を勤めている、Country Joe McDonald。ギターを片手にたんたんと往年の代表曲を演奏。Flying High, Bass Strings, そして大合唱のFixin' to Die。当時はベトナム、そして今はイラクへのメッセージ。Country Joe McDonald - Fish Cheer /Feel Like I'm Fixin' Toここから最後のパフォーマーまで10分ずつの休憩が入りました。ステージのセットをそれぞれのアーチスト用に変えるためです。そして5番バッターからラストまでが陽も落ちたこともあり、一番盛り上がりを見せた時間帯でもありました。5番バッターはFelix Cavaliere's Rascals。デビュー当時は、Young Rascals、そしてRascals、今は、○○さんの というのが付いてます(笑)。あの往年のオルガンサウンドと共にラスカルズの演奏がスタート。People Get to be Freeや、Good Lovin’ではボルテージ上がりました。元祖ブルーアイドソウルのグループです。大ヒット曲Groovin’は数々のアーチストに取り上げられて来ました。ここでも、クリソツのMy GirlとJust My Imaginationにメドレーで繋いでいくところなんか、わかっていても思わずニヤリ♪The Rascals-Good Lovin'6番バッターはロッド・アージェント率いるThe Zombiesです。いよいよSummer of Loveも本格的になってきました。Time of the Season, Tell Her No, She's Not Thereという往年のゾンビーズメロディーに、Argentの大ヒット曲、Hold Your Head Upも演奏し、思いっきり盛り上がりました。Rodのキーボードワークもめちゃカッコ良かったですよ~。The Zombies Time of the Season7番バッターはこのイベントの真打ちが登場。The Turtles。Eddie and Floを生で観るのは初めてです。その絶妙なやりとりは、一見、漫才コンビと思わせてしまいます。一時、Frank Zappa & Mothersに在籍してたこともあるんですよ。その時のMothersのライブを観ることが出来た人たちが羨ましいです。ZappaのPeaches En Regaliaの演奏をバックに二人が登場。It Ain't Me Babeや、大好きなShe'd Rather be with Meも演奏。She'd Ratherでは、思いっきりHappyな気分になれました。そしてTurtlesと言えばこの世界的大ヒット曲。Happy Together。会場内の大合唱で、いよいよクライマックスへと進みます。THE TURTLES (LIVE) SHE'D RATHER BE WITH MEラストを飾るのはPost Creamの異名を取ったMountain。巨漢レスリー・ウエスト率いる、パワーロックトリオの登場。凄まじくぶっといギターサウンドで、往年のパワーロックを披露。テク云々よりも、心の琴線に触れるレスリーのギター。ひとつひとつのフレーズがとても気もちいいんだよねー。Never In My Life, Nantucket Sleighride, Mississippi Queen。どれもこれも素晴らしいパフォーマンス。60年代にはなかったマイジャクのBeat Itのリフを出したり、おふざけもバッチリ。Paint It Blackもカッコ良かった~。Creamのお株を奪う様なCrossroadsもイカしてたよ。ドラムのセッティングが悪くて、1曲ごとにシンバル倒して。。。あげくの果てにはスネアをぶっ壊し。最後はドラムを破壊してた。Mountain-Mississippi Queen「想像されたウエスタンのテーマ」を最後にやるのかな?と思いっきり期待してたが、ミシシッピー・クイーンで終わるという、お約束の展開に、ちょっと消化不良。最後にCJMが舞台に現れて、締めの言葉を聴衆に伝えて夏の祭典は終わり。出演したアーチスト名を全て紹介したつもりが、観客から「Zombies !!」と言われて、慌てて追加という場面もあり、茶目っ気いっぱいなジョーさんでした(笑)。Mountainの演奏が終わっても、なかなか客が席を立たない。こんな光景、久々に目にした感じ。どんな有名アーチストのライブでも、みんなアンコール前やアンコールの途中で席を立って帰る人って多いんです(笑)。だから、ヨーロッパや日本の聴衆は好まれるのかな?ちゃんと最後まで聴きますもんね。約4時間に渡る夏の祭典。来年もあれば観に行きたいな。次回はぜひ、Iron Butterflyを生観戦してみたいです!!