Doobie Brothers "Live 2005" Report by Chipper-kun
70年代のWest Coastを代表する人気グループと言えばEagles と Doobie Brothers を思い浮かべます。現在は共にアメリカを代表する伝説的なバンドとして認識されてます。今年は奇しくもこの二大バンドのライブを観ることが出来ました。(Eaglesのレポートは3/10/2005の日記にて掲載)その西海岸出身の一方の雄であるドゥービーズのライブを観に行ってきました。感想はと言えば最高の一言です。以上。って、終わってしまったら意味ないでしょうに(笑)。金曜日は仕事がメチャ忙しく、すごく疲れたため、開演ギリギリまで車中にて仮眠をした後、Take OutしておいたBig Mac Mealを食べ、ゆっくりと会場入りをしました。夜7時45分をまわった頃、一人の青年がギターを持ってステージに登場。クルーの一人かと思っていたが、ドゥービーズの前座であった。(名前知りません・笑)その青年はギター一本のみでパフォーマンス。「ジョージアに帰ってきたぜ~!」と叫んでいたので、多分、ジョージア出身の若手芸人、失礼!(笑)若手ミュージシャンなんであろう。はっきり言って面白くなかったが、将来化けたら「俺、奴をメジャー前に観たことあるよ」と自慢できるかも?との不謹慎な動機だけで一所懸命観ていたのだ(笑)。聴衆もしたたかなもので、曲が終わる度に拍手の嵐。結局は「早く終われ」よとの意味合いなのだが。。彼の方も観客の反応が今イチだと知ると、「ドゥービーズに聴こえるように声援を送ろう!」と言って、大歓声を浴びていたっけ。。。(笑)こやつもなかなかしたたかなやつだ(笑)。さて、30分の前座が終わり、ステージの最終調整。8時30分になろうとしている頃に、ハーレーの爆音がものすごい唸りを上げステージから聴こえてくる。「おぉぉー!」との大歓声の中、ドゥービーズが登場。トム・ジョンストンがギターでリフを刻み、「Rockin’ Down The Highway」でライブがスタート!思いっきりハードで疾走感溢れる演奏はオープニングから観客をノック・アウトさせるのに充分な一発だ。トムの歌声は全盛期と全く変わらない。しびれる~。「ドゥービーはハード・ロック・バンドだったんだー」とボクも唸ってしまった。ホントめちゃくちゃカッコいい。♪ うぉぉー ろっきん だうん ざ はいうぇ~ぃ ♪会場全体で大合唱。いきなりとばして大丈夫か?(笑)続く「Jesus Is Just Alright」においてもスタジオ盤では決して聴くことが出来ないハードさを全面に出し、ライブならではのカッコ良い曲として蘇ってました。パットの刻むリズムは心地よく、ソロ・ボーカル・パートの♪ じぃざ~す ♪の歌声にしびれました。ノリノリのロックンロール・ナンバー「Dengerous」ではパットが客席にギターを弾きながら走り込み、場内大騒然。これは嬉しいサプライズ。しかし、走って大丈夫なのか?という一抹の不安もありました。(お年なので・笑)「South City MIdnight Lady」ではジョン・マクフィーがスチール・ギターの腕前を披露。マーク・ラッソのサックス・ソロも最高でした。トムのボーカルよし、ハーモニーよし、エンディングにおける各々の楽器のプレーももちろん文句なしで最高。遠い昔この曲を車で聴きながら、カリフォルニアのフリーウェイを走り、綺麗な夕日を見た時のことを思い出すので、個人的にもウルッとくるナンバーなのです。「People Gotta Love Again」においては、ジョン・マクフィーがヴァイオリン・ソロを弾き、そのマルチ・タレントぶりに脱帽。ボトル・ネック、スチール・ギター、ヴァイオリンまで何でもこなす凄腕ミュージシャンなんですね。トムがキーボード奏者のガイ・アリソンを紹介。彼がちょっとしたソロを弾き始める。徐々に、あの「マイケル・マクドナルド」調のサウンドに変化し「Takin’ It To The Street」が始まった。聴衆の誰もが、マイケルの登場を期待したはず(笑)。出てくるわけないのですが、1%でも望むものなんです。トムが「ロックンロールが聴きたいか?」と観客を煽り、「おーっ!」との歓声の中、「Take Me In Your Arms」のリフを弾き始める。♪ あの世って いいねぇ~ 昼寝だ は~はぁん ♪の歌声にしびれました。チッパー、この出だしを思いっきり歌いましたよ~!この曲をお持ちの方はぜひ聴いてみてください(笑)。絶対に笑えます。観客総立ちで踊りまくりでノリノリ状態。この曲は本当に盛り上がります。さて、ライブも段々とクライマックスに近づいてきます。75年全米チャート第1に輝いた「Black Water」の登場。ここでもジョン・マクフィーがヴァイオリンをプレイ。そしてパットが♪Mississippi moon ♪の部分を、♪ Georgia Moon ♪と歌い上げ、我々に大サービス(笑)。サビの部分はもちろん、観客総立ちで大合唱です。♪ I'd like to hear some funky Dixieland Pretty mama, come and take me by the hand By the hand (hand) take me by the hand, pretty mama Come and dance with your daddy all night long ♪70年代のライブではエンディング部分で思いっきり、デキシー調に変わっていたんですが、今回は普通でした。「Black Water」での盛り上がりでお腹一杯ですが、みなさん、ご承知の通り、まだこれでは終われません。トム・ジョンストンが心地よいカッティングを始めます。「おぉぉー!」「Long Train Runnin’」だ~!こちらも観客総立ちで大合唱。喉が腫れるぜ~。♪ Without love ♪ トムが観客に歌わせます。♪ うぃざぅ ら~~~~~ぁ~ぁ~ぁ~ぶ ♪そして最高の気分にさせておき、ドゥービーズは「さんきゅー!」の掛け声と共にステージを後にした。聴衆は「まだあの曲を聴いてないぞ~」とばかりに、アンコールの要求だ。「More, More, More!!」。大歓声の渦の中、ドゥービーズが再びステージに登場。「Long Train ~」に似た曲調のちょっとしたブルースを演奏しながら、トムがメンバー紹介を行う。トム「ロックンロールが聴きたいかー!」観客「おぉぉーっ!」(としか言いようがない・笑)するとノリのいいロックンロールを演奏し始めた。観客もその音に合わせてノリノリで体を揺らす。そして突然、トムがあの耳慣れたシャープなリズムカッティングを弾きだす。「うぉぉおおーっ!」。チッパー爆発である。「蠍団爆発」である(笑)。そう、名曲「China Grove」だ~! 歌って、踊って、喉からして「China Grove」を味わう。♪ Well, you're talking about China Grove (Talking about China Grove) Woah, oh, oh, woah, oh, China Grove ♪「もう満腹だ。あとは何が残っているっけ。。あ、」と思った瞬間に、ギターの軽快なリズムが聴こえる。そう、彼らの出世作「Listen To The Music」である。もう何も言う事はない。ひたすら大合唱の渦。♪ Whoa, ooh, whoa, listen to the music Whoa, ooh, whoa, listen to the music Whoa, ooh, whoa, listen to the music All the time ♪「音楽を聴こう。音楽を聴こうぜ。どんな時にも。」ドゥービーズとの夜は感動の余韻と共に終わったのであった。Doobie Brothers Live 2005 at Chastain Park , GA August 5, 2005 1. Rockin Down The Highway 2. Jesus Is Just Alright 3. Neal’s Fandango 4. Dangerous 5. Five Corners 6. Another Park, Another Sunday 7. South City Midnight Lady 8. People Gotta Love Again 9. Clear As The Driven Snow10. Takin It To The Streets11. Don’t Start Me Talkin'12. Take Me In Your Arms13. Little Bitty Pretty One14. Black Water15. Long Train Runnin'encore16. China Grove17. Listen To The Music