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カテゴリ:第6話 牙城クスコ
アンドレスは頭を下げたまま力強く出立の挨拶を述べると、決意と覚悟を秘めた蒼く燃える瞳で、真っ直ぐにトゥパク・アマルを見上げた。 その瞳に頷き返すトゥパク・アマルの瞳は、雄大な大地を悠然と流れる川のごとくに静かで、深遠である。 「しかと頼んだぞ。 アンドレス」 あの深く、低く、響く声で、トゥパク・アマルが言う。 「はっ!!」 再び、アンドレスが深く恭順の礼を払う。
驚いている眼前の若者と同じ目線になり、トゥパク・アマルは、いつ見ても美しいその切れ長の目元に強い光を宿し、アンドレスの蒼く燃える瞳をじっと見つめた。 「忘れるな。 いつ、いかなる時も、わたしはこのインカの地にあり、インカの民と共にある。 たとえ、その姿が見えなくなろうとも、わたしはそなたの中に宿っている。 だから、そなたの判断を信じて進め。 よいね」 そして、すっとその目を細めて、微笑んだ。
「行(ゆ)くのだ、アンドレス!!」
もはやトゥパク・アマルに届くほどにその背丈も体格も、そして、その放つ雰囲気も、雄々しく成長しつつあるアンドレスは、今、大きな重責をその身に受け入れ、十分に二万の軍団の将らしく見える。
だが、今までのアンドレスとは、どこか雰囲気が違う…――と、それだけは、確かだ、と感じていた。 ふとディエゴが目をやると、トゥパク・アマルも無言のままに、しかし、何かを感じ取るようにアンドレスを見つめている。
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|^・ω・)/ ハロー♪
風とケーナさん、プロって一日に何文字くらい書くのでしょうかねw ちょっと気になった四草めぐるですw と、ちょっと飛ばしてコメントを残したようです(汗)。 あとで気づいたッス。 スンマソン。 アンドレスが変わったのは、コイーユルとの密会からでしょうかw あのあと、コンドルでは書かれなかったなにかがw なにかがあったのでしょうかw すなわちアンドレスも男になったとw 邪推(笑)。 ま、でも、そんな事があってもよかったかなと思う四草めぐるですw アンドレスもコイーユルも奥手だから。 では、では。 草々。 (2014.06.26 22:49:03)
四草めぐるさま、こんばんは♪
心和むコメント&応援、いつも本当にありがとうございます! >プロって一日に何文字くらい書くのでしょうかねw 以前、チラッと聞いたことがあるのですが、 小説家として生計を立てていく場合には、 かなり大量の文字数を求められたような記憶があります^ ^; いっ☆ そんなに?!と、驚かされた記憶が。。。 具体的な文字数は忘れてしまって恐縮なのですがm(_ _)m アンドレスが変わったのは、 やっとアンドレスがコイユールと向き合って、 それなりに心理的に(笑)男性らしくなった結果、 というふうに心に置いて書きましたw ん~あの夜、あれから、それ以上のことが二人にあって、 とまでは、想定していなかったです~w なにしろ、かなりの奥手な二人ですから(笑).:*・☆ (2014.06.26 23:49:53) |