【中小企業診断士】再現答案
再出発にあたり、自分の実力が現在どの地点かを知ることが必要だと考えました。 そこで、答案用紙を回収されたとたん、事例の業種を忘れるほどの鶏頭(3歩歩くと忘れるの意)な私ですが、絞れるだけ絞って再現答案作成に挑戦です♪(^o^)ノ* * * * * * * * * *【事例I】第1問 航空会社のニーズの歴史的変化に対応するために、ハサップ認定工場の取得や、高品質な商品の提供能力の確保、発着時間等に合わせた柔軟な配送体制の構築などが形成されA社の強みとなった。 第2問 アントレーの特性として、1OEM的な要素によるブランド力の低さ、2海外製品との価格比較による競争の激化、3メニューに対する航空会社の影響力が大きいことなどにより、航空会社の価格交渉力が強いためである。 第3問 料理長から、人事権等の管理業務を工場長に移管させたことで、料理長は専門能力を生かせるメニュー開発等に専任でき、生産性を向上させることでコストを削減できる。また、取締役である工場長に人事権等の管理業務を移管させたことで、経営戦略に即した人的資源管理が行え、コスト削減となる。 第4問 SWSを導入することで、航空機の発着時間等による需要のばらつきに柔軟に対応でき、生産性が向上する。導入に関する留意点として、担当者による品質のバラツキを抑えるために盛り付け例等を明示し、作業の標準化を図り作業時間を短縮し、担当者の能力向上を目指す必要がある。 第5問 ○成功すると思う 休眠状態の資産を活用することで新たな設備投資を必要とせず、アントレーによる蓄積されたノウハウを活用できるなどシナジー効果が期待でき、新規事業のターゲットは既存事業と競合せず多角化が見込めるため。 <感想> 本番では、指定文字数をほとんど埋めることができていました。 そして、自分の持てる力をすべて出し切れたと感じました。 ただし、今考えると、『組織事例』という前提を無視した解答が目立っており、減点要因となる懸念があります。 【事例II】第1問・仲居の部屋担当制や、女将によるお茶立て等、サービス品質の高さ。・地元食材を活用した料理や、温泉等、地元資源を有効活用したため。 第2問・天然温泉付きライフケアマンションや外資系ホテルが出現したため。・設備の老朽化や、顧客のニーズ対応力低下など弱みが増加したため。 第3問・客室の増加や、多様な食事への対応により、仲居の部屋担当制が困難となり、サービスの質が低下する点。・コンセプトの転換により既存顧客離れが起こり、ホームページでの顧客の口コミによる効果が減少する点。 第4問(設問1) 平日にお茶会や陶芸教室を行い、素泊まりによる安価な宿泊プランを設け、長期滞在型の湯治客を増やす。 (設問2) 旅行代理店やアウトレットモールでの広告活動を行うことで、外国人や若い人等の新規顧客を獲得する。 第5問・地元農家との協業により、H温泉のブランド力を活かした、地元農産物のインターネット販売を行う。H温泉協会のホームページにて地元農産物を販売することで、B者の宿泊客等への農産物の販売機会を獲得できるため。 ・H温泉の宿の共通入浴事業を行う。湯量の減少により立地における温泉の質のバラツキによる、ブランド力の低下を防止するため、他の宿への入浴も可能となる事業を行うことで品質のバラツキを抑制しブランド力を維持する。 <感想> 解答の質の高さはともかく、与件に記載された事柄を、余すところなく解答に盛り込めたと自負しています。 この事例に関しても、実力を出し切れたと感じました。 【事例III】第1問(a)難易度や生産性の高い金型製造技術による提案力(b)取引先への複数取り提案やコスト削減提案などによる高付加価値製品により、取引先との関係性を強化することで、標準品や共通部品の金型を集中的に受ける浸透戦略を行う。 第2問(設問1) 国内需要の低迷や、金型発注の有力企業への集中などの外部環境の変化を捉え、大型金型の生産要請に応えることで、取引先との関係を強化することで、C社へのさらなる発注集中を目指すことができる。 (設問2) 受注の将来性を見越し、外注企業や既存設備の活用を含めた柔軟な生産体制を整える。また、コスト等の生産効率を考えた、設備投資計画を策定する。(字数足らずですが何を書いたかあまり覚えていません) 第3問 ガントチャートなどを用いて進捗状況のデータを共有する。(すごく悩んで、丸々書き直したりしたので、ほとんど覚えていません) 第4問 ベテラン従業員によるOJTを行うことで仕上げ工を育成する。若い仕上げ工の増員により、経営環境の変化に機動的に対応できるようになる。また外国人の仕上げ工を採用することで、海外工場における金型調達や修理への対応力が向上し、グローバル化に対応できる。 <感想> もれやダブが多く、キーワードが少ないという、とても情けない解答しか作ることができませんでした。 特に生産事例のメイン設問である第3問にきちんと対応できなかったのがとても痛手でした。 【事例IV】第1問(a) 売上高経常利益率 (b) -0.55%(c) 多額な借入金による支払利息が多大となり収益性を悪化させている。(本番では60字ぐらい書きました。) (a) 自己資本比率 (b) 15.98%(c) 社長一族によるほぼ100%の出資金は小額であり、運転資金や設備投資を借入金で行う体質が、財務の健全性を低下させている。 (a) 売上原価率 (b) 76.36%(c)従業員の高齢化や、従業員に対する手厚い処遇のため労務費が多額であり、老朽化した設備の修繕費も増加し、収益性が悪い。(修繕費のことを入れたかどうか記憶は定かではありません) <感想> 収益性が2箇所となってしまい、一つは当座比率などの安全性の指標にすればよかったなと、再現答案を作りながら感じました。 本番では当座比率を最初に書いていたのですが、『借入金多額』というのが、自己資本比率や経常利益率などとかぶるため原価率にしました。 第2問(設問1) -2,851万円 (設問2) 現状では、収益性と健全性が悪化する懸念があり、設備の取替えにより、コストダウンや売上高の向上を図る。 <感想> 本番では、ここまで綺麗に文章をまとめられてない気がしますが、設備を取り替えるという対策を盛り込もうという意思を持って、解答を作成しました。 第3問(設問1)(a) 1,825万円 (b) -3,050万円 (設問2) 922万円 <感想> (設問1)(a)と(設問2)は、落としてはいけない問題だと思いました。(設問2)に関しては5回ぐらい計算しなおし、最後に税率をかけていないことに気が付き、あわてて解き直しました。 (設問1)(b)に関しては、売上高がいくらになるかがわからず、正解を導くのは無理だと感じました。 第4問(設問1) 更なる借入金体質となり財務健全性が悪化し、支払費用が増加することにより売上高が向上しても収益性が悪化する点である。 (設問2) 議決権のない株式の発行による資金調達により、社長一族が経営権を維持する。 <感想> 経営分析のときと同じような解答になってしまったこと、『議決権のない株式』まではたどり着いたものの、解答欄を埋めるための作文になってしまったことが、すごく心残りです。* * * * * * * * * * 再現答案を作成してみて、自分が結構記憶していたことに驚きました。(^-^; そして、知識などの実力不足を痛感しました。 底力を上げることを目指して、これからも日々勉強していきます♪p(^-^)q