その４：街並み * 交通モラル

2008.06.01

**ivh**
私たちが住む事になる場所は、日本人や外国人の多い地区なので、少し特殊かも。あまり他の場所には行かなかったんですが、タクシーの車窓から見たり、ちょっと歩いてみた街並みは私が子供の頃よく遊びに行った、東京の下町の都営住宅に住むおばあちゃんちに似てるなぁと思いました。おばあちゃんちの周りはごちゃっとしていて、雑然としていて、でも常に土曜日の午後みたいな感じのノンビリした雰囲気が漂っていました＾＾上海で歩いた町もそんなふうに、、、公共の広場に布団が干してあったりどの窓からも、洗濯竿が外に突き出していました。洗濯物によく陽が当たりそう！（そう言えば昔行った香港も、路地ではこんな感じでした）建設作業中。足場はすべて竹。他の高層ビルの足場も、遠目には竹だったような。。玄関には『福』をさかさまに貼ってありました。これで福を呼んでいるのだそうです。そんな雰囲気の団地街を一歩外に出ると、ビュンビュンと車やバイクがクラクションを鳴らしながら走る、そんな感じのメリハリの効いたところでした。クルマと言えば、行く前からよく耳にしていたとおり、とにかく交通に関しては危険だなぁと思いました。大きい道は、車道の両脇にバイク専用の側道と歩道が分離しているのでそれほど歩きにくくはないと思うんですが、このバイクも渋滞しているとすぐ歩道に乗り上げて走るしクルマもまた然りで、一度タクシーに乗っていたら、渋滞中に隣のクルマが歩道に乗り上げて走ろうとしていました。クルマ・バイク・歩行者なら大きい順にエライという感じになっているようで、クルマはすぐプープーとクラクションを鳴らすし、常にクラクションに手をかけながら運転してるんじゃ？という感じ。これは上海動物園の園内を廻っているバス（トロリー）なのですがこんなクルマでさえ、動物園の中なのにクラクションを鳴らしながら歩行者を蹴散らすようにかなりのスピードで走っていました。（歩くの結構コワかった）これはきっと、中国人が悪いのではなく交通モラルの価値観の違いなのでしょうね。それから、街歩きで怖いのが交差点。中国は右側通行なので日本と逆なのですが、交差点で右折する場合（日本で言えば左折）なんと信号が赤でも進んで良いのだそうです。だから、歩行者の信号が青だからといって渡ろうとすると、左から右折車が普通に横断歩道に突っ込んできます。右折車を交わすと、今度は右前方からの右折車が来ます。「まずは左を見て、次は右を見ながら」横断歩道を渡るのだそうです。ま、歩行者もあまり信号を守らずに、赤でも横断してましたが…。大人だけならタイミングを見ながら渡って行けるけれど、子供と一緒に渡るのはかなり緊張しました。うり君は日本と同じように右と左を見たらターッと走って渡ろうとするので…。必ず手をつながないと本当に危ない。ナナちゃんとうり君を2人連れる時は、ベビーカーよりも抱っこひもの方が安全のようです。　　　街の至る所に、上海万博のキャラ。上海では、オリンピックより万博なのかも！