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カテゴリ:本
ハイブリッドウーマン(遙洋子)
2006年4月3日読了。フェミニストであり、独身で強く生きる著者がつづる女性の日本での生き残り方を語るという本書。 ハイブリッドとは色んな女性の良い面だけを持った無敵の女性像の事だそう。 それにしても本書で語っている内容を読むと日本の社会に信用できて頼れる男は皆無だし、この社会状況を見込んで若い子は援助交際するし…というような社会問題が浮き彫りになってしまい益々日本に住みたくなくなった。 最後の最後までは女性としてこういう問題の本質を見抜き、懸命な分析をする著者をすごく賢い女性と感心したのだが、その彼女でも結局は日本社会で生きていくためには自分と言う女性ではなく時には弱くふるまったり、男を立てたりしなくてはいけない事が分って、本当にがっくり来た。ショックは大きかったと思う:)。 やっぱりそういう社会だから頭角を現して突き進んでいくより、長いものに巻かれたり、全くそれを逆手に取って援助交際とかしてもらった方が得と思うのは仕方がないのかも知れない。嗚呼、悲し。 アメリカでも男女は絶対に同権ではないし、セクハラもある。しかし、日本ほどの文化的背景から全く男性社会と言う環境ではない。やっぱり日本社会はどうしても変わっていかないと思うなあ。 お勧め度:7 C猫の書評はこちら。 April 8, 2006 9:18pm (EDT) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 10, 2006 10:37:40 PM
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