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カテゴリ:音楽
コマーシャリズムといういいかたを、音楽の場で余り聞かなくなった。
コマーシャルな音楽という言い方は悪口だったし、そう言われるのは恥ずかしい事とされていた時代があった。 いまは売れるのが良い悪いの1番の条件になってしまったかのようだ。 音楽とは到底呼べないような、ゴミのような騒音があふれている。 ジャンルによって分かれるのではない。いいか悪いかしかないのだ。 良い作家の駄作というのはありうる。でも駄目な作家の傑作はない。 20年ほどまえ、富樫雅彦のコンサートで、休憩時間ロビーでカメラマンが話している言葉が耳に入った。 「富樫さんのコンサート取材は、ドラムマガジンの良心だよ」 その日のコンサートは富樫の音楽生活30周年だったかの、記念コンサートで、フリージャズ界の巨匠、スティーブレイシーも駆けつけていたように記憶している。富樫の音楽はファンの間ではとても評価は高い。しかしコマーシャルとは対極にあるそれは売れるという言葉からは遠いところにあると思われる。 最良のものでも、売れなければ廃れていくしかないのか? 音楽だけの話ではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月12日 00時28分18秒
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