クリームな日々

昨日水下げの事を書いて、頂いたコメントを読んでみて自分の説明不足を感じたので改めてその話題です。

寒冷地の住人には言うまでも無いことでも、暖かい地方にお住まいの方には想像できない事だと思い至りましたので・・・・

「水下げ」、は「水抜き」とも言います。
寒冷地では、水道管には地上に立ち上がる前の段階で、蛇口とは別に「止水栓」がついているのが普通です。
「水抜きバルブ」と呼んだりもします。
水下げ、水抜きと言うのは、
「蛇口を全開にして水を流しながら、水抜きバルブを閉める。」ことです。
これで、水抜きバルブから先、蛇口までの水道管の中は空になっているはずです。

蛇口を開けずに止水すると水道管の中の水が凍結した場合悪くすれば管が破裂します。
幸いにも破裂は免れたとして、昼間暖かくなり自然解凍できなければ解凍業者を頼んで、１箇所につき１万円程の費用を払わなければなりません！
水下げをしなければ勿論凍結は免れません。

－４℃以下というのが、水下げの目安です。
たまたま、寒い夜が１日だけと言うならあくる日昼間に１０℃以上とかになれば、自然解凍の望みもありますが、用心に越した事はありませんので、天気予報はしっかりチェツクします。
今夜の最低気温、明日の最高気温は、毎日の気がかりです。

この「水下げ」作業、ただの、蛇口は簡単ですが、湯沸し器、トイレ、風呂釜、洗濯機、とそれぞれに止水栓があり、手順もそれぞれ違います。
急に寒くなった朝、転勤族のお宅で水洗トイレが割れて業者を呼んでいるのを見たことがあります。

尤も、最近の住宅はもう少し便利になっていて、水道管に断熱材を巻いてあったり、電熱線を巻いてあったりというお宅も多いと聞きます。
でも、ヒーターを使うと電気代は飛躍的に上がります。
それが原因の火災もよくあります。

どっちにしてもユルクナイ話です。

夜トイレに起きる人は、水を出したり、閉めたりがとても面倒だし、毎回水を無駄に流すので勿体ない話・・・

クマさん、ヨーコさん、こんな説明でお分かりでしょうか？