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カテゴリ:【エッセイ】パリの空の下で
![]() ![]() にほんブログ村 映画のワンシーンでよくある光景。。。 カウンターで飲んでいると、バーテンダーがさっとグラスを出す。 「あちらのお客様からです」 ぱっとそちらのほうに目をやると、いいと男がグラスを持ち乾杯とウィンクをする。。。。 そんなことが、今日現実に起こった。 自分の身にそういうことが起こると素直に喜ぶことはできないし、逆に困ってしまうのが現実。 コインランドリーで乾燥機をかけている間、いつも隣のおっさんカフェでカフェを飲みながら本を読むのがわたしの決まりごと。 今日もいつもと同じようにカフェを頼み、ちょっと高めのカウンターで本を読んでいた。 いつもはもう少し早い時間帯に洗濯をするのだけれど、今日は少し遅くすでに19時を回っていた。 30分間の読書タイム。 暖かくなったパリの夕方、一杯飲みによるおじさんたちがたくさんいた。 ガヤガヤしているカフェの店内は、心地いい。 しかし、なぜか聞こえてくるのはフランス語・・・ではない。笑 ここは、10区。 しかも北駅前。 不思議な国の言葉聞こえてくる。それもまたパリ。 そんなとき、バーテンではなく、お店のお姉さんが急に声をかけてきた。 「マドモワゼル。何かほかに飲みたいものはないですか?あちらの方があなたに何かをごちそうしたいと言っているんですけど」 「え?」 と、状況が把握できないままそちらの方向をみると、おっさんがビールのグラスをこちらにあげてにっこりほほ笑んでいる。 つい、とっさに 「いや~、乾燥している間にカフェ飲んでいるだけだから、もうそろそろ行かなくちゃいけないし」 と答えると、彼女は 「じゃあ、このカフェを彼が払うと言っているから、お会計はいいからね」 と言って行ってしまった。 どうしようとその男性のほうを見ていると、隣にいた2人組の男が 「いいんだよ、ごちそうしてもらいな。どうせ1ユーロのカフェだから」 と言った。 「そう?」 とは言ったものの、そのあと声とかかけられたりしたら面倒だなと内心思っていた。 そろそろ乾燥が終わる時間だと本をしまい、一応お店のお姉さんに声をかけた。 「あの~、お会計」 「いいのよ、本当に、気にしなくて、もうお金払って帰っちゃったし」 と、先ほどのおじさんのほうをみると、もういなかった。 あら?ラッキー。 と、1ユーロのカフェをおごってもらちゃった。 洗濯ものを家に持って帰ってから、ちょっと思った。 あれが、ブリストルとかムーリスのバーで起こったら・・・・。 妄想モードオン!!笑 ちょっとしたサプライズが起こったパリの夜。 パリのカフェは面白い☆ 【パリカフェ本】 ![]() パリのカフェ100 ![]() カフェと雑貨が好きな人のための パリを旅する本 ![]() パリのカフェごはん ![]() にほんブログ村 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.03.20 10:06:41
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