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2022.06.12
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テーマ:フルート(594)
カテゴリ:吹き方のコツ



★タンギングというスキル


管楽器は総じて、息だけでは音の立ち上がりがぼやけてしまいがちです。
弾いたり叩いたりする楽器には到底及びません。弦楽器のピチカート、ピアノのキーアクション、そもそも弦をはじくハープやギター、ましてや打楽器に至ると叩いた音になりますから、音の立ち上がりだけは全く勝負になりません。


(ただし、息の量で音を膨らます=強弱をつけられるという点では圧倒的な勝利です。あ、弦楽器の弓で弾く奏法は対等ですね)


そこで、少しでも輪郭をはっきりさせるために、舌で音の立ち上がりを決めるのですが、これをタンギングといいます。



古くから、フルート教本では「トゥー」を推奨していますが、実はまれに発音できない方がいます。これは個人的な推測なのですが、日本語には元々ない発音なので、苦手な方がいてもおかしくないと思うのです。(アルファベットのTを「テー」と発音される方が案外います)


実際、英語の発音で難しいものはいくつもありますよね(bathやthis、RとLの区別など)そこで、50音で検証してみます。
音の立ち上がり、つまり勢いがつく発音を眺めてみると、破裂音という言葉が引っ掛かりますね。「ぱ」「ば」「た」「だ」「か」「が」の各行を実際に発音してみれば、勢いがつくのがよくわかります。



「ぱ」「ば」両唇音~唇で発音
「た」「だ」歯茎音~舌先で発音
「か」「が」軟口蓋音~舌の奥で発音



どれも使えそうではありますが、「ぱ」「ば」は息をまとめにくく、「か」「が」は勢いが弱まります。まれに表現上使うこともありますが、ここでは触れないことにします。



「た」「だ」が、舌ではじいて音を出すという意味で最もタンギングに向いている発音になりますが、「だ」のほうが若干弱いようです。そこで絞り込まれたのが「た」行になるというわけです。(「だ」も柔らかいタンギングとして使用することがあります)



さて、口をほとんど閉じて発音できるのは「チ」「ツ」「テ」「ト」になります(半開きで「タ」を発音できるケースもありますが、あくまで例外とします)このうち「チ」と「ツ」は勢いに難があり、タンギングには向かないようです。そこで、「テ」「ト」で試してみてください。実際、リコーダーは「ト」を推奨している場合がありますので、応用できるのは間違いありません。


お気づきの方もいるかもしれませんが、つまり舌先で「叩く」ことによって、立ち上がりを決めているわけです。


#余談ですが、オードリー春日の「トゥース!」を練習すると、タンギングと息の強さが鍛えられるかもしれませんwww大声であれを発音すると、呼吸も息圧も同時に身につく気がします。もっとも実際笛を吹くときは声は出せないので、声帯を使わないように気をつけましょう。あと、あのアクションも要りません(笑)


演奏に当たっては、タンギングを伴うことが大原則となります。音をつなげるときはスラーと言って、最初の音だけタンギングするスキルになります。これは別の機会にお伝えします。





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最終更新日  2022.06.12 21:47:58
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