カテゴリ:バレエ(国内バレエ団)
新国立劇場バレエ団
「シンデレラ」全3幕 振付:フレデリック・アシュトン 作曲:セルゲイ・プロコフィエフ 新国立劇場 オペラ劇場 開演 14:00 シンデレラ:アリーナ・コジョカル 王子:フェデリコ・ボネッリ 義理の姉たち:マシモ・アクリ/篠原聖一 仙女:湯川麻美子 父親:石井四郎 ダンス教師:吉本泰久 春の精:西山裕子 夏の精:西川貴子 秋の精:高橋有里 冬の精:寺島ひろみ 道化:グリゴリー・バリノフ ナポレオン:八幡顕光 ウェリントン:市川 透 王子の友人: 陳 秀介/富川祐樹/江本 拓/中村誠 アリーナちゃん、かわいい~! …に尽きますね。(笑) 本場英国ロイヤルバレエの衣裳と装置の素晴らしさ、音楽(やっぱりプロコフィエフは良いね)、新国立劇場バレエ団の皆さんの頑張り…それらがあってこそだとは思います。が、それにしてもコジョカルは光り輝いていました。 新国立劇場の日本人ダンサーよりも一回り小柄でガラス細工のように華奢な身体が、軽やか~に舞い踊る姿は愛らしい小鳥。音に乗る、合わせる、のとは違い、♪と戯れて遊んでいるようでした。哀しい時も幸せの時も、八の字眉で「泣きそう」な表情…これまた可愛くてたまりません。 姉たちに意地悪をされても、舞踏会の支度を手伝ってあげる優しさ。 醜い老女にパンを与える慈悲深さ。 父親に向ける愛情にあふれた眼差し。 ホウキと戯れる茶目っ気たっぷりのしぐさ。 舞踏会で王子様に手を取られながら階段を一歩一歩確かめるように降りる時の夢見心地の表情…などなど、観ているだけで幸せにな気分になりますね~。アリーナちゃん、”まんまシンデレラ”でした。 さすが当たり役です。 ボネッリの王子様も地味目ながら、ノーブルで誠実な佇まいがシンデレラ@コジョカルとお似合いでした。 2人とも、テクニック的には言う事無しですね。(というより、シンデレラでは”踊り”自体の見せ場があまりないし。特に王子) お城での舞踏会に到着したシンデレラが、王子様にサポートされているとはいえ、足元を見ずにトゥ立ちのままで階段を降りるのは、緊張するでしょうね。思わずここは、足元をオペグラで凝視しちゃったわ。足先(脇?)で、そ~っと次の段を確かめながら慎重に降りていました。 父親役の石井氏が、渋い存在感で好演。「私も舞踏会にいきたいわ」とお願いするシンデレラに「お前を連れてゆくわけにはいかないんだ」と突き放すシーンも苦渋が漂っていました。 義理の姉たちはノリまくり。マシモ・アクリさん、最高!篠原さんとのペアも呼吸が合っていて、まるで漫才のようでした。 道化のバリノフが大きな跳躍を見せて会場が湧きました。道化にしてはお顔がちと上品では?と思わなくもないですが、頬のハートマークも愛らしく派手ピンクのタイツもお似合いで、舞台に華を添えていましたね。確か、初めて新国でシンデレラを観た時にダンス教師役だったような…その時は、「華奢な可愛い外人のコがいるんだな~」と思ったのですが、成長しましたね~(偉そう?)。今ではすっかり舞台の締め役になっていますね。バリノフ君もいつか主役を踊って欲しいわ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 幸せな気分で観賞後は、地元でママ友忘年会。急遽2人がお子さんの風邪のために来られなくなったのは残念でしたが、楽しいひと時を過ごせました。 ただ、運悪く大学生の忘年会と同じ部屋になっちゃって、うるさいのなんの…。 勇気あるママが「狭くてもいいから、場所を変えてくれ」と店側に直訴しに行ったけれど、もう空きがなくて(だから大部屋になっちゃったのね)、仕方がなく身を寄せ合うようにお喋りしました。しかし、ホントにうるさかったな~。 旦那と娘用には「ホワイトカレー」を作ってから家を出たので、夕飯の心配はしなくてOK♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.24 11:11:02
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