テーマ:癌(3513)
カテゴリ:家庭・家族
義母の精密検査の結果を聞くために、多摩がん検診センターへ付き添い。
何度来ても、ここの空気は重い。でも不思議と穏やかで落ち着いた気持ちになるのは、ここに来る人たちが皆「自分(家族)は癌かもしれない」と不安を抱えているからでしょうか。会話を交わさずとも連帯感のような不思議な感情が芽生えます。頭の上に命の炎が灯っているような…楳図かずおの「おろち」だったか、そんなシーンを思い出してしまいます。 義母の検査結果は…癌でした。早期の大腸がん。(直腸と上行結腸の二ヶ所) 行きのバスの中では「もう、なるようにしかならないと覚悟を決めたから大丈夫」と、あっけらかんとしていた義母。告知の瞬間は、隣に座る私の目を「あーあ、やっぱり」と言いたげな目で一瞬見ました。その後も取り乱すことなくDrの話を聞き、質問もしていたので(軽く動転?しているのか、質問内容は頓珍漢でしたが)まぁ…大丈夫でしょう。 費やした時間は無駄ではありませんでした。事前に病気の知識を頭に入れていたので、細かい数値を含めた検査結果もほぼ理解できました。なので、義母には気休めでもなく慰めでもなく、本心から「これなら大丈夫。全然心配ないよ」と素直に言えました。 約二週間後により精密な検査をし、今後の治療を決めるそうです。先日の検査で病変を全て取りきれた可能性もあり、このまま何もせずに済むかもしれませんが、検査を重ねるにつれ「最初よりも後になるほど”見立て”は悪くなる」(←私の経験上)ので侮れません。 2度も癌になった嫁(私)がピンピンしている事実…義母の何よりの励みになって欲しいです。どうかこのまま大事にならずに済みますように~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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