テーマ:今日見た舞台(954)
カテゴリ:バレエ(国内バレエ団)
東京バレエ団
「ドン・キホーテ」(全2幕プロローグ付5場) 演出・振付/ウラジーミル・ワシリーエフ 音楽/ルートヴィッヒ・ミンクス 五反田ゆうぽうと 開演18:30 <主な配役> キトリ/ドゥルシネア姫:小出領子 バジル:ダニール・シムキン ドン・キホーテ:森川茉央 サンチョ・パンサ:高橋竜太 ガマーシュ:平野玲 メルセデス:奈良春夏 エスパーダ:後藤晴雄 ロレンツォ:永田雄大 【第1幕】 2人のキトリの友人:西村真由美、佐伯知香 闘牛士:松下裕次、梅澤紘貴、柄本弾、安田峻介、柄本武尊、岡崎隼也 若いジプシーの娘:吉岡美佳 ドリアードの女王:田中結子 3人のドリアード:吉川留衣、渡辺理恵、川島麻実子 4人のドリアード:森志織、村上美香、岸本夏未、阪井麻美 キューピッド:高村順子 【第2幕】 ヴァリエーション1:佐伯知香 ヴァリエーション2:西村真由美 指揮:ヴァレリー・オブジャニコフ 演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 協力:チャイコフスキー記念 東京バレエ学校 昨年の「世界バレエフェスティバル特別プロ」の興奮ふたたび。 期待どおりのシムキン祭りとなりました。存在感よりもテクニックの凄さが前面に出ていた前回と比べると、シムキンとしてではなく「バジル」として観る余裕がありました。(単に観る側の「慣れ」だったりして)1年で貫禄がついたというか、実年齢以上の存在感がありますね~。やっぱり若かりし頃のバリシニコフとダブるわ。登場シーンの跳躍の高さと速さにたまげました。凄すぎる! 小出さんもチャーミングで溌剌としたキトリを好演。可愛らしすぎて、とても1児の母とは思えません。その上を行く罪なほど可愛いシムキンとのペアは、冷静に考えたら恋人同士の設定は厳しいのかもしれませんが、そんなことを気にする間を与えないほどに終始楽しく鑑賞しました。親子ほどの歳の差があったヌレエフとフォンティーンでもちゃんと姫と王子に見えたし、高齢者の域に入りそうな方でも現役だしねぇ…。そこがバレエの凄いところよね。あ、話が逸れましたね。 脇の好演も印象に残りました。平野玲さんのガマーシュは演技過剰なほどに細部まで小技が利いているし、高橋竜太さんのスットコドッコイなサンチョ・パンサと悠々とした森川茉央さんのキホーテとの対比も面白かったです。後藤晴雄さんのエスパーダは、独特な存在感がありますね。ジプシーダンスの男性群舞の迫力と女性のソロは圧巻でした。吉岡さんの情念たっぷりなダンス、良かったです。 ★NBS 日本舞台芸術振興会 HP 公演ページ http://www.nbs.or.jp/stages/1008_donquixote/index.html にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.22 06:27:57
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