カテゴリ:演劇(中屋敷法仁)
半神
HANSHIN 原作・脚本:萩尾望都 脚本:野田秀樹 演出:中屋敷法仁 音楽:DE DE MOUSE 振付:スズキ拓朗 美術:石原 敬 照明:吉枝康幸 音響:山本能久 衣裳:太田雅公 ヘアメイク:鶴永チヒロ 演出助手:大倉麻美 舞台監督:今村智宏 天王洲 銀河劇場 開演12:00 <CAST> シュラ………………………桜井玲香 マリア………………………藤間爽子 先生…………………………太田基裕 母……………………………七味まゆ味 ユニコーン…………………永島敬三 スフィンクス………………牧田哲也 ハーピー……………………加藤ひろたか 右子/ガブリエル…………田中穂先 左子/マーメイド…………淺場万矢 ゲーリューオーン…………とよだ恭兵/村松洸希/齋藤明里/エリザベス・マリー 父……………………………福田転球 老哲学者/老ドクター……松村 武 ★舞台「半神」公式 https://www.hanshin-stage.jp/ <STORY> 痩せこけて醜い容姿ながら高い知能を持つ姉のシュラ(桜井玲香)と、誰からも愛される 美しい容姿だが知能が低く話すこともできない妹のマリア(藤間爽子)。だが、2人の身体は つながっている結合双生児の姉妹だった。姉のシュラは、いつまでも愛らしく無邪気で周り の人々の寵愛を一身に集める妹のことを疎ましく思いながらも、マリアを支えつつ2人で 生きていた。 しかし、10歳を目前にして2人の身体はその負担に耐え切れず衰弱してしまう。救う方法は ただ一つ、2人を切り離すこと。果たして、2人のゆく先は……? ※「半神」公式より転載 私は萩尾望都氏の原作本の愛読者ですが、野田版の「半神」を観ていません。なのでこれが「半神」舞台化の初見でした。 原作で感じた”生き残った側”の感じる果てしない 孤独感やノスタルジィ的な思いはあまり感じなく て、正直なところ「よくわからない」ような「逆 にわかりすぎてしまった」ような。 何言ってるのかさっぱりわかりませんね(苦笑) 何だろう……人間の深層心理というのか、心の闇 というのか……本来なら見えなくていい(見なく ていい)真実と嘘、善と悪、建前と本音、美と醜、 幸福と不幸etcをえぐる作業を見せつけられた感じ です。なので終演後の後味が悪い悪い。 頭が消化不良でパンパン 劇中に頻繁に出てくるキーワードの「1/2+1/2 =2/4」のらせん方程式。これって結局シュラと マリアは永遠に1にはなれないってこと?双生児の ままでいても切り離しても未完全な半分。けれど、 手術により美しいマリアの肉体に賢いシュラの魂が宿った……の?う〜ん、わからん。 舞台上では現実の世界と化け物の世界の並行世界が螺旋構造のように巡らされていたから、自分の観たものが現実なのか観念なのかが定かでない。 <観劇後の呟き> 想定はしてたけど、あえて難解な謎解きを加味しストーリーを無駄に複雑にして観客を❓❓❓だらけにする脚本&演出だったわ。これだから!氏達の手に掛かると!これだから!もうっ!(怒りつつ楽しんでる) #半神 posted at 14:39:39 野田氏と中屋敷氏作品はどちらも言葉(台詞)の量が半端ないからまずはそれを楽しめるかどうかが第一関門かな。私は量は気にならないんだけどリズムが作為的に過ぎるのはちょい苦手。 posted at 14:47:28 <参考>詳細でわかりやすいレポです ★SPICE 舞台『半神』観劇レポート~新たな観客との出会いをつくる挑戦 https://spice.eplus.jp/articles/198417 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.23 19:28:25
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