カテゴリ:Matthew Bourne
MATTHEW BOURNE'S
SWAN LAKE THE LEGEND RETURNS 演出・振付:マシュー・ボーン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 美術・衣裳:レズ・ブラザーストン 照明:ポール・コンスタンブル 音響:ケン・ハンプトン 映像:ダンカン・マクリーン 芸術監督補:エタ・マーフィット Bunkamura オーチャードホール 開演12:30/17:30 ↑マチネ、ソワレ連続で観ました。 だって……2014年の9月以来 約5年ぶりのスワンレイクですよ〜! ★マシュー・ボーンの「白鳥の湖」日本公演公式サイト https://matthew-swan.com/ 10日間の公演期間(短いよぅ)中、半分は出勤日で❌、子ども劇場関連の用で2日❌ 同時期に来日公演のエイフマンバレエも観る予定。で、結局「3日で」できるだけ多様なキャストで効率良く観るとなると、どこかでマチソワする必要があった。 <キャスト> ●マチネ ザ・スワン/ザ・ストレンジャー マックス・ウェストウェル 王子………………ドミニク・ノース 女王………………ニコル・カベラ ガールフレンド…キャリー・ウィリス 執事………………アシュリー・ジョードン・パッカー 初々しかったドミニクもいまやベテラン。だが変わら ずチャーミング。マックスSWAN、クセのない伸びや かな踊り。ちょっと重い感じがするのはガッチリ体型 のせいかな〜。ストレンジャーも体育会系。 当初「華がない」と感じた(ごめん)マックスだけど、 引き立ちすぎないので「王子の物語」としてのストー リーがすんなり成立する。王子の精神、魂を映したも のと思うとしっくりする。観始めの予想に反して心に 打つものあり。ラストは自然と涙が頬をつたった。 ●ソワレ ザ・スワン/ザ・ストレンジャー ウィル・ボジアー 王子………………ジェイムズ・ラヴェル 女王………………カトリーナ・リンドン ガールフレンド…キャリー・ウィリス 執事………………グレン・グラハム ウィル動きがシャープでよい。しなやかで荒々しくも あり。ジェイムズ王子の若さゆえの感情むき出しの 演技…なのか?素なのか?危うい儚さにドキドキす る。対マックス比だとウィルは柔らかさも荒荒しさ も二割増しって感じ。獰猛で野性味あるスワン。 ストレンジャーではアダム味を感じた。 マチソワ2組を観た印象。 今回、新演出でありながら「THE LEGEND RETURNS」なのは何故?と最初思った。ザ・スワン&ザ・ストレンジャーも王子も良い意味で個性が前面に出ないノーブルなダンサーを揃えた(と思う。マシュー・ボールは未見だけど)のは、オリジナルキャストへのリスペクトが込められているのかも。原点回帰。 他、変わったことや気づいたこと。※順不同 ・シルエットの白鳥が飛ぶ! ・そのかわり紗幕越しの白鳥の群れ(王子の背景で)が無くなった。これは大いに残念。 ・コーギーの足が動くようになったが突然走り出すのは無かった ・スワンクバーの客が普通の客?になってた。ヤク中おばさんや少年、水兵がいなくてさびしい。 ・バー追い出された王子へ蹴り入れ無し(水兵いないから?)ゲイカップルも無し。 ・GFの携帯の着信音が今時のものに(機種は変わらず昔のアンテナ立てるやつ) ・GFが食べ&配ってたお菓子がポッキー ・前回、前々回版同様、執事が王子のグラスに薬?入れるの無し。あからさまにカネ配る。 2016年「SLEEPING BEAUTY」そしてまだ記憶に新しい去年の「Cinderella」と、毎年ではなくてもマシュー作品を観る機会が途切れないのは嬉しい。 「次は何を持ってくるのかな?」と待つ日々も楽しい。 けれど「SWAN LAKE」だけは、違う。その時のハマり具合、心酔の度合いにもよるが、公演が終わるともう次の公演が待ち遠しくてたまらない。観る度にカタルシス効果があり、何度でもカタルシスを得たいと心が渇望する。まぁようするに中毒なんですわ 2003年の日本初演からだとそろそろ鑑賞30回目に達するあたりかな。でもAMPの頃からのカンパニーのファンには国内外公演合わせたら何十回(100超えてる?)も観ている方もいるから、私なんて「並」ですよ、並。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.07.23 23:59:21
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