カテゴリ:演劇(前川知大)
イキウメ
「終わりのない」 脚本・演出:前川知大 原典:ホメロス『オデュッセイア』 監修:野村萬斎 美術:土岐研一 照明:佐藤 啓 音楽:かみむら周平 音響:青木タクヘイ 衣裳:今村あずさ ヘアメイク:西川直子 振付:下司尚実 ドラマターグ:谷澤拓巳 舞台監督:田中直明 世田谷パブリックシアター 開演14:00 <出演> 山田裕貴……………ユーリ/川端悠理(高校3年生) 仲村トオル…………シロウ/山鳥士郎(ダイバー、悠理の父) 村岡希美……………ヨウ/川端楊(物理学者、悠理の母) 奈緒……………………アン/能海杏(悠理の友達/惑星調査班の一員) 安井順平……………リヒト/氏家理人(惑星調査班の一員/士郎の担当編集者) 浜田信也……………ダン アンドロイド(AI、巨大コンピューターの人型端末) 大窪人衛……………ハルキ/戸田春喜(悠理の幼馴染) 清水葉月……………リサ/色川りさ(悠理の幼馴染) 盛隆二…………………ゼン/能海然(惑星調査班の一員/杏の父) 森下創…………………エイ/日暮A(ある星に漂着した地球人) <あらすじ> 18歳の悠理は旅の途中で目的地を見失い、立ち止まっていた。 自分はなぜここにいるのだろう。 悠理は自分の人生を振り返ってみる。 短いけれど、沢山の楽しいことや辛いことがあった。 恋愛もした。 死にかけたこともあった。 尊敬できる両親に、いつも気にかけてくれる友達もいる。 かつて僕は世界と一体で、完全だった。 でも今は違う。 ある日、悠里は両親と友達に、湖畔のキャンプに連れ出される。 立ち止まったままの悠理には、時間だけが通り過ぎていくように思える。 過去に思いを馳せていると、いつの間にか悠理の意識はキャンプ場を離れ、見知らぬところで 目を覚ます。 そこははるか未来の宇宙船の中。その船は人類の新たな故郷を目指して旅を続ける、巨大な 入植船だった。 32世紀のユーリとして目覚めた悠理は、自分が誰で、どこにいるのかも分からない。 宇宙船から逃げ出した悠理の意識は、宇宙空間を漂い、地球によく似た見知らぬ惑星で目を 覚ます。 自分そっくりの肉体の中で。 奇妙な旅を経て、悠理の意識は再びキャンプ場に戻ってくるが、その世界は自分の知っている 世界とは少し違っていた。 自分はなぜここにいるのだろう。 帰りたい。 悠理は自分の世界で、目的地を探そうとする。 ※世田谷パプリックシアター公式より転載 ★世田谷パブリックシアター公式「終わりのない」 https://setagaya-pt.jp/performances/owarinonai20191011.html 途中休憩なしの120分。毎度ながら時間の経過を忘れるほどにのめり込む。そもそも時空を超えるストーリィとかパラレルワールドとか輪廻転生とかが大好物なのです。少年(少女も)マンガで育ったからかな。SFマンガを読み漁っていた小中生時代によく「明日の朝目覚めたら全然違う世界になってたらいいのに」とか「記憶を残したまま別の人間として生きられたら面白いのに」と空想(それは大概現実逃避から…)したものです。 「人類を救えるのは人類だけだから。 僕を救えるのは僕だけだから。」からの慟哭が胸に突き刺さった。 並行世界に生きる別の自分を想像すると、自分の可能性は無限大だなって思えて、こんな凡庸な自分も救われた気がした。 色々と湧き上がる思いが多くて、まとまりません。とりあえずざっと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.23 19:37:26
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