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カテゴリ:山梨百名山
「大菩薩峠は江戸を西に距(さ)る三十里、甲州裏街道が甲斐国東山梨郡萩原村に入って、その最も高く最も険しきところ、上下八里にまたがる難所がそれです。
標高六千四百尺、昔、貴き聖が、この嶺の頂に立って、東に落つる水も清かれ、西に落つる水も清かれと祈って、菩薩の像を埋めて置いた、それから東に落つる水は多摩川となり、西に流るるは笛吹川となり、いずれも流れの末永く人を湿おし田を実らすと申し伝えられてあります。」 (中里介山「大菩薩峠」冒頭) 大菩薩峠は江戸時代には武蔵国と甲斐国を結ぶ旧青梅街道の重要な峠として、多くの人々が往来しました。その名残は今もあります。 大菩薩峠1967m:標柱が新しくなりました。 ヤマトキソウ:山朱鷺草 ラン科 「鴇草の 萎るるまでの 水の音」澤村昭代 キソチドリ:木曽千鳥 ラン科 長野の木曽で最初に見つかった花です。 「山霧へ己が深息加へけり」藤原照子 ミヤママタタビ:深山木天蓼 マタタビ科 花の終わりに葉先が白からピンク色に変わります。 クリンソウ:九輪草 輪生する花が幾段にもなった様子が、五重塔の頂上の「九輪」のようです。 マルバウツギ:丸葉空木 アジサイ科 ウツギに比べると丸みがある葉にちなんで名があります。 塩ノ山:甲府盆地の東端にポッコリと土を置いたような、塩を盛ったような山です。甲州市のシンボルとして市民に親しまれています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.08.01 06:00:11
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