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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。あんまり長く作業しているといつフリーズするか心配になってきます。
さて、競馬に予想紙はつきものです。ということで、今回は金沢競馬の専門紙をご紹介します。 各地の専門紙は地元ファンの方々にはすっかりお馴染みですが、他地区の方にとっては目新しいこともあったりするものです。 金沢競馬の専門紙がこれ↓。全部で4紙発行されています。 写真は表紙ですが、じつはこの4紙、すべて冊子形式になっています。カラーの表紙をめくると中に予想や馬柱などが書いてある、というカタチ。このタイプの予想紙を見たことのない方にとっては、たいそう珍しいモノだと思われます。かく言うわたくしも、金沢競馬に仕事でうかがうまではほとんどこのタイプの予想紙にはふれたことがありませんでした。 それぞれの表紙と中身がこちら↓。 カナザワ↓ キンキ↓ ホクリク↓ ホープ↓ 写真はそれぞれの表紙と中身です(写真は許可をいただいて使っています。本当)。 基本的に、見開き1ページ(って言うんですかね?とにかく開いてみて左側のページと右側のページ、あわせて2ページぶん)で、1つのレースの情報が掲載されています。「基本的に」とことわりを入れたのは、重賞競走などではこのページをめくるとさらにくわしい情報が載っていることがあるからです。この日もじつはそうでした(が割愛)。写真はすべて9月22日におこなわれた重賞競走・第6回オータムスプリントカップの紙面です。 こうして「1つのレースが終ったら、ページをめくると次のレースのページ」というカタチは、わたしのような整理整頓のできない頭の持ち主には非常にありがたいスタイルです。「ええと、○レースってどこに書いてあるの?」「これの調教欄ってなんで載ってないの?」などと言いながら何度も新聞をひっくり返したり折り返したりしてクシャクシャにすることがありません。世界中、このカタチにしてくれんかな…(笑)。 それはともかく。 4紙に共通するスタイルとして、左側のページに馬柱を掲載し、右側のページに厩舎コメントや調教欄、残りのスペースにその他の情報が盛り込まれています。 馬柱は4紙共通ヨコ組みです。そしてこれも4紙共通のことですが、左側に馬番・馬名が書いてあって、そのすぐ右側から前走・2走前・3走前…の順になっています。つまり、馬柱は右に行くほど古いレースの情報が書いてあるコマになる、ということ。いちばん左が直近です。ということは、ヨコ組み馬柱の代表格である「競馬ブック」とは新旧の順番が左右逆になっているわけです。最近ではわたしは金沢競馬の専門紙に慣れてしまったので、競馬ブックを見ると非常に違和感があります。慣れっておそろしい。 実際に専門紙を作っている方々に少しだけお話をうかがいました。 金沢競馬ファンのみなさんが欲しがる情報は、たとえば展開予想図。絶対に外せないそうです。 それから、他地区やJRAからの転入馬の情報。これは必ず掲載されるとは限りませんが、紙面の都合がつく限りは、血統・成績・寸評などをコンパクトにまとめて1頭ずつていねいに紹介してあります。 そして好評なのは、文字が大きくて読みやすいということだそうです。他地区の場外発売をするときなどは、「文字の大きい新聞どれ?」と尋ねられたりするそうです(どれでも一緒、と答えているそうです)。他地区の専門紙にくらべて文字が大きく、見やすいというのは大きな特長なのだとおっしゃっていました。 金沢競馬はよその地区にくらべて、専門紙同士の競争がはげしい地区です。各社それぞれ、お客さんのどんな小さな要望でも取り入れようとする。スタッフもそれぞれ非常に少人数でがんばっているのですよ、と、某社の方は笑いながら、でも真面目に話してくださいました。 金沢競馬場では、年に一度のダートグレードレース・白山大賞典が10月7日におこなわれます。出走予定馬の名前も発表になりました。間近にせまった大一番にむけて、専門紙各社スタッフの方々も気合いの入った面持ちで、今日も新聞づくりに余念がありません。…たぶん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月25日 08時08分45秒
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