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カテゴリ:奥村 武
サイレントメロディくんが念願の重賞初制覇。
デビュー時から大きな期待を寄せられていたメロディくん。 シンボリクリスエス産駒ということもありダート適性、成長力と条件が揃いついに手が届きました。 そして芝では実力を出せないもどかしさが続く今の中山の馬場状態。 ダートでは話は別。 しかもいわゆる「脚抜きの良い馬場」はメロディくんの力を最大限に発揮できる状態。 昨日は持てる力を存分に発揮できたようです。 さてそんなメロディくんが昨日のレース中に顔にかぶっていたマスク。 (写真などでご確認下さい) 国枝厩舎ではダートの競走に出走する場合、砂が顔に当たる際の痛みを軽減するためそのマスクを必ず着用します。 このように皆さんには少し分かり辛い小さな工夫もあるのです。 ですからあれはいわゆる「メンコ」ではありません。 メンコの場合は耳を覆う布があり、周囲の音を聞こえにくくする効果を期待しています。 もちろん国枝厩舎でもメンコを着用することはありますよ。 そのほかにもこのようなかぶり物もあります。 これは馬場内で目を壁に擦ってしまうお馬さん用に特注で作ってもらったもの。 当然運動中は使いません。 そしてこちらが眼帯です。 競走中や調教中に前の馬が蹴り上げた砂やウッドチップが目に当たり表面の角膜を傷つけてしまいます。 すぐに良くなる事が大半ですが、感染症を起こしたりさらに擦って悪化させてしまったりすると失明してしまうことも。 ですから馬房内で目を擦ってしまわぬよう使用します。 そしてこれはその飛んでくる砂やチップから目をガードするもの。 これは調教中に使用するかぶり物です。 アメリカでは競走中の使用も可能ですが、日本では認められていません。 そして最後のこれは・・・ ゲートに入らないお馬さんにかぶせているのを見たという方もいるかもしれません。 目隠しです。 しかしこれは競走後の検体採取でなかなかおしっこをしなかったマツリダゴッホさんに作ったものです。 なぜだかわかりませんが目隠しをするとおしっこをしたんですよね・・・ お馬さんはわからないことだらけですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月26日 09時39分48秒
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