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2018年04月16日
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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。金沢市内に滞在中です。

さて、先週の南関東地区は船橋開催でした。



平成30年度、船橋競馬は全ての開催日でハートビートナイターを実施します。いよいよ南関東でも通年ナイターがはじまるのです。



日本のナイター競馬の歴史を見ると、大井ではじまったナイター開催は、はじめのうちはほとんど夏シーズンのみだったものが、徐々に春・秋にシーズンをひろげ、高知で通年ナイター開催がおこなわれるに至っています。


南関東地区では3月後半から12月までがおおむねナイター期間となっていましたが、今年度、船橋で通年ナイターを実施することになりました。


今後、ナイター競馬史に残る大きな出来事があるとすれば、いわゆるミッドナイト競馬が実施されたときということになるでしょうが、今回の船橋通年ナイター化も、それに劣らずエポックメイキングな出来事であると言えます。



従来船橋競馬では、ナイター期間中であっても、5月のゴールデンウィーク開催など、休日には昼間開催をおこなうこともありました。
かしわ記念(Jpn I)当日などは昼間開催だったのです。

が、今年度の船橋競馬は、カレンダーの日付が赤くとも、G1競走当日であろうとも、例外なく全てがハートビートナイターです。




この船橋通年ナイターについて関係者の方々はどのように感じているのでしょうか?
お話を聞いてみました。


まずは、かなり早い段階から通年ナイターを主張してきたという、岡林光浩調教師


「最初に船橋がナイターになるときに、色んな話し合いがもたれた席で言ったのは、ナイターをやることは非常にいいことなんだけど、何せ後からやるわけだから、今まで先人のいる分野だから、先人と同じことをやってもダメでしょうと。
通年ナイターをやるくらいの気持ちで、って、そのころから言ってたんですよ。
3月のナイター開催も、他がやらないっていうんだったら、先にやるべきだと。一緒になって合わせることもないでしょという話をして。

やらなければ結果は出ないんですから、やるべきだと思うんです、というふうに進言はずっとしてきた。


(決してご機嫌が悪いわけではありません。…笑ってください!ってお願いして撮ればよかった。いつも優しく丁寧にお話ししてくださるんです)


中では、乗り役さんが大変だとかそういうことはいろいろあると思うんだけど、やっぱり売り上げがこれだけいいとなったら、やってみるべきだよね。
で、あんまり悪かったり、お客さんの入りが悪いんだったらやめたって別にいいわけじゃない、ね?

何せやってみないことにはわからないと思いますよ。オレは歓迎してます。
やってみて、例えば失敗したっていうんだったらもとに戻すことだってできるんだから。
やらずして何も語ることできないでしょう」




続いて、「船橋競馬クリーンアップ大作戦」など、船橋競馬のイメージアップのため数々の提案をし、また実行もしている大津剛調教師補佐


「個人の意見としてはものすごく賛成で、もちろん売り上げがあがっているということは、ナイターが大きな要因でもあると思いますし、仕事の流れとして、同じリズムでずっといけるので。
昼、夜、となると馬もリズムが狂うことがあると思いますし、そういう意味でもずっと同じ夜で通していただけるのはすごくありがたいなと思っています。


(南関東手芸部はじめました!大津手芸部長は羊毛フェルトでキャロッタ=船橋競馬場キャラクターを作り、誘導馬に飾りつけたりしています)


寒いのは寒いでしょうけど、慣れると思いますので。
散々、売り上げ売り上げって言われてて、いざ通年ナイターやってみようって話になったら、売り上げがあるってわかってるのに、反対する理由がないと思うんですよね」




上の話にも出てきましたが、通年ナイターをおこなう上で、誰しも心配になるのが冬の寒さです。
厩務員さんはどう考えているんでしょうか?伊藤滋規厩舎の牧野貴光厩務員は、


「通年ナイターそのものはいいことだと思ってるので、あとはボクらがどれだけ対応していけるかだと思います。
心配なのは寒さですね、厩務員もジョッキーも。とくにジョッキーは寒さを気にしてると聞いたので。
やってみないとわからないですけど、ボクら厩務員は対応して着込んだりすることになると思います。


(「クリーンアップ大作戦」に参加中のお忙しい中、答えてくれました。最終レース後、入場門付近もお掃除の対象です)


でも普段、朝早く寒い中仕事してますからね。大丈夫かなと。

とにかく売り上げが上向いたらいいなと思います。
いいことと心配な面とをくらべると、ボクはいい方にとらえてますけどね」





騎手の意見は?
森泰斗騎手に聞くと、


「う~ん、ボクらはけっこうしんどいなっていう感じはありますね。寒さについてはね。
多分、現場のひとがいちばんキツいと思うし、厩務員さんとかはね、ボクらにくらべると厚着もできるし…ボクはあんまりポジティブなことばかりは言えないですね、立場的に。
どうしても寒い時期が心配ですね。
この間も、大井のレース昼間終わったあとに、夜、調教試験やったじゃないですか。けっこうヤバい感じでしたからね。
あれが毎日になるのか…となると、風邪ひくひととかも増えそうですしね。そういうジョッキーの体調面というのは心配してますね。

ただやっぱり、やるしかないですよね。
ナイターのほうが売れるしね。


(通年ナイターになるということは、メインレースのパドック写真は、みなこんなふうになるわけです。確かに夜空と照明のコントラストは美しい。…のですが、機材と腕のないわたくしにとっては、写真を撮るのも一苦労です)


期待する面としてはもちろん、売り上げが上がればいいと思いますし、…お客さん来るのかな?大丈夫かな?というのも思いますけど。

仕事帰りのひとたちが来やすい時間帯になるわけですから、来てもらいたいなと思うんですけど。そこをアピールすることが競馬場の取り組みとして必要なんじゃないかと思います」




若手のホープ・臼井健太郎騎手は、


「ナイターのほうが売り上げもいいみたいだし、ナイターのほうが幻想的っていうか、地方競馬らしいなって思いますよね。
だから、寒くなきゃ、いいんじゃないですか(笑)。
ナイターやること自体には何も言うことないです。寒いことだけ。

初の試みじゃないですか、こっちでは、冬のナイターって。
楽しみだし、どうなるかわからないけど…。

(かしわ記念が初めてナイター)そうなんですか?そりゃナイターのほうがいいんじゃないですか?
あ、でも昔のほうが好きっていうひともいるかもしれませんね。家族連れできて、ゴールデンウィークだからっていうひともいるかもしれないですけど、でもナイターはナイターでいいんじゃないですか?カッコいいじゃないですか、映えるし。


(こうした写真も夜空をバックにしたものが増えることでしょう。青空もいいですが、夜空もなかなかいいものです)


初めてなのでボクらも、どういう寒さ対策をすればいいのかとかね。
競馬だから全力で勝ちにいきたいし、身体も寒くて凍えちゃったらどうしようもないんで、対策はしっかりしてもらいたいなと思いますね。ジャンパー作るなり。ジャンパー用の勝負服作るなり。

高知なんかはゲート裏までジャンパー着られるじゃないですか。だからそういう対策をしっかりやってもらいたいですよね。
なあなあでやられるのは困るので、ボクらもキッチリ準備した上でやれれば、なおいいんじゃないかなと思いますね」



とにかく寒さへの心配を口にするみなさん。
通年ナイターへの期待は、売り上げ面を中心として大きなものがあるようですが、どうしても冬の寒さへの不安はつきまといます。



主催者に聞いてみると、


「主催者としては、騎手の心配はよく承知しています。
寒さを気にする騎手が多いので、それに対応するよう検討し、準備をしていきます。
具体的には、レース前にジャンパーを着用する、待機所にヒーターを設置するなど。手首を冷やさないような方法なども考えていきたいと思います。
岩手や高知の事案や取り組みを参考に、できるかぎり対応していきます」


との回答をいただきました。
また、


「かしわ記念が初めてナイターでおこなわれるということで、これは売り上げレコードは間違いないと期待しています。
かしわ記念の開催はゴールデンウィーク開催で、これまで家族連れをターゲットにした集客イベントをおこなってきましたが、今年は夜、しかも連休前日のナイターということで、競馬ファンをターゲットにしたモノにシフトしようと、計画中です」


とも話してくださいました。




とにかく売り上げ好調な地方競馬において、さらに少しでも売り上げをのばすための施策として注目される、船橋通年ナイター。
開催時間帯が一定になることは、ファンのみなさんにはわかりやすく、頻繁に時間帯がかわるより参加しやすくなるのは間違いなく、そうした意味でも売り上げアップが見込まれるのではないでしょうか。




場内装飾も、さらにナイター仕様にグレードアップしていくかもしれません。

(イルミネーションも徐々に増えています)






(やはり夜をキレイに見せるには、イルミ系が欠かせません。もっと増えていくんでしょうか)




え?われわれですか?
われわれ実況アナウンサにとって通年ナイターは…昼間開催なら仕事帰りちょいと一杯、と行けたものが、多少行きにくくなるというデメリットがある程度でしょうか(ひとによる)。
一方で、「今日は帰りの電車、何時だっけ?」などといちいち調べなくても、一度覚えればそれですむというメリットがあるかも。




まあ寒さが心配と言っても、季節はまさに夏へむかうところでして、本格的にその心配をしなくてはならないのは少し先のこと。
まずは目前にせまったゴールデンウィーク開催・かしわ記念当日が、どのようなものになるのか。売り上げをふくめて注目してみましょう。






最終更新日  2018年04月16日 09時00分08秒
[大川 充夫] カテゴリの最新記事

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