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カテゴリ:大川 充夫
ミツオーです。足の上に缶ビールを落として負傷しました。 さて、皆さま、船橋競馬の「ハートビートVR」というモノをご存じでしょうか? ↑こちらがその公式チャンネルです。 あらためてご紹介しますと、船橋競馬所属の現役競走馬に船橋競馬所属の現役騎手がVR専用カメラを装着して騎乗し、模擬レースの様子を撮影。 競馬のレースを騎手目線で体験できるバーチャルリアリティー作品に仕上げたモノです。 スターティングゲートに入るところからゴール過ぎまで、まるで本当にレースに「騎乗」しているような体験ができるのが、この「ハートビートVR」なのです。 ↑2019年7月、わたくし、このVR作品に実況をあてまして、その時の様子をこの日替わりライターブログに書きました。覚えていらっしゃる方もあるかと思います。 上の公式チャンネルでは、その作品を実況つきでお楽しみいただけます。模擬レース出走馬それぞれの騎手として「騎乗」できますので、いろいろお試しください。 You Tubeアプリを使って御覧になると、スマホなどでも画面を360度回転させて、前後左右上下あらゆる方向を見ることができます。 また、公式チャンネルには実際の重賞競走の誘導馬にも「騎乗」できます。 このほど、この「ハートビートVR」の新作が出来上がり、わたくしまたしても実況を担当させていただきました。 今回の「ハートビートVR」は、7頭立て。 騎乗したジョッキーは、 山中悠希騎手 田中力騎手 臼井健太郎騎手 岡村健司騎手 張田昂騎手 川島正太郎騎手 笠野雄大騎手 以上のメンバー。 前回作品では激しい雨が通り過ぎた直後、曇り空のもとレースがおこなわれていましたが、今回は快晴! わたくし実況を担当するのに何度も「騎乗」し、あらゆる角度を見てみましたが、空を見上げると本当に爽快でした。 それから、前回作はわたくし一人で実況担当しましたが、今回は2名体制。弊社・百瀬和己アナウンサーと半分ずつ分担しました。 (百瀬アナウンサー、はじめは上着とマスク着用でしたが…) 「ハートビートVR」の実況は、まず普通の実況。…というのはつまり、普段お聴きになっているタイプの実況です。レースを描写している。 それとは別に、「完全主観実況」とでも言いましょうか、各騎手の騎乗にあわせた実況をあてています。 普段とは違った条件での実況は、非常に難しいものです。 とは言えわたし自身は2度目でしたので、どういったモノか覚悟(?)はできた上で録音に臨んだのですが、今回初担当の百瀬アナウンサーは、かなり戸惑った様子でした。 (苦戦続きのためか、やがて上着を脱ぎすて腕まくり。そして腕組みして何か考えこむ) 当たり前の話ですが、いつも見ている競馬は、そこにはありません。 われわれ実況アナウンサが見る競馬は(そして、ファンの皆さまがご覧になる競馬も)、スタンドから見る競馬です。 いわばレースを客観視しているものです。…何だか、書けば書くほど当たり前ですな。 ところがVRは、騎手目線。 いざレースを実況しようと思っても、いつものように「先頭が誰々で2番手が誰々、その差がどのくらい」とは、カンタンにいかないのです。 もっとも、本当は騎手目線「以上」ということになります。カメラは全方向を映していますから、人間には見られないハズの部分も、見ようと思えば見られる。真後ろとかね。 そこを利用しながら、VRならではの実況を組み立てていきます。 なんとかかんとか、第2回の「ハートビートVR」に実況をあてることができたのは、機材操作などを手伝ってくださった、THE NUGGETSのお二方(工藤わたるさん、大牟田徹さん THE NUGGETSは、船橋競馬のテーマ曲を担当されている大人気バンドなのです)とスタッフのおかげです。ありがとうございました! (左が大牟田さん、右が工藤さん) 完成した第2回ハートビートVRは、船橋競馬重賞実施日を中心に、船橋場内にてVRギアを装着・木馬に騎乗していただいてお楽しみいただく予定…だったのですが、感染症拡大の情勢から、公開の段取りや手段が変更となりそうです。 平面用にマルチ画面で編集されたものが、船橋市役所で一足はやく公開されたそうです(船橋市の松戸市長がたいへん気に入ってくださっているとのこと)が、せっかくのVR、やはりギアを装着して体験していただきたいモノです。 しばらくはお預けになってしまうかもしれませんが、船橋競馬場入場再開の暁には、ぜひとも体験にご来場ください。 また、第3回も「絶対やりますよ!」(スタッフ)とのことでしたので、次回以降もぜひお楽しみにお待ちください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月18日 13時04分04秒
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