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2022年01月27日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 今回は遠征騎手のお話という事で、25日に高知競馬場で行われた『全日本新人王争覇戦』と、現在兵庫で期間限定騎乗中の高松亮騎手の騎乗ぶりをお伝えしようと思います。

 まず新人王争覇戦。岩手からは当初岩本怜騎手と関本玲花騎手の2名が出場する予定だったのですが、岩本怜騎手は当日騎乗変更となって関本玲花騎手のみの出場となりました。


★新人王争覇戦出場騎手集合写真。出場扱いの10名での撮影となりました


 今回は変更が多かったので改めて補足しておくと、一番最初に選定された12名から浦和・赤津和希騎手が辞退して愛知・浅野皓大騎手(補欠1位)に変更。その後、金沢・兼子千央騎手が辞退、補欠2位の高知・妹尾将充騎手、同3位の大井・大木天翔騎手も辞退となって高知・濱尚美騎手が出場することになった・・・のがレースの前の週までの動き。
 そして当日。岩本怜騎手と東川慎騎手が出場辞退との報があり、地元から井上瑛太騎手・岡遼太郎騎手が騎乗することになりました。

 岩本怜騎手・東川慎騎手については詳細は発表されていませんが、恐らく笠松競馬で新型コロナ陽性者が複数出た事による遠征自粛ということだと思われます。遠征自粛→当日騎手が足りなくなって地元で騎乗の順番ではないかと。

 岩本怜騎手は一昨年の新人王争覇戦にも出場予定でしたが前年の冬の水沢で負傷して、昨年はレースが実施されなかったために出場できず。“三度目の正直”になるかと思われた今回も出場叶わず。運が悪いというかなんというか・・・。しかしまだもう1年出場できる資格があるし、他の辞退した騎手共々、次回の機会こそしっかり掴んでほしいと願うばかりですね。

 そして急遽騎乗となった2名ですが、主催者より「ポイントの対象にはならない」と発表されており、今回の新人王争覇戦は12名ではなく10名で争われたことになります。ということは井上瑛太騎手・岡遼太郎騎手は“出場していない”扱い→次回は正式に出場できる?つまり新人王争覇戦に2回出る?のかな?実質出ていないんだから次は正式に出場できますよね?


★第一戦で岩本怜騎手の代わりに騎乗した岡騎手。しかしゼッケンは岩本怜騎手のまま

 さて当日まで変更が相次いだ今年の全日本新人王争覇戦ですが、レースはこれまでと変わらず白熱したものになりました。

 まず第一戦。1番人気はJRA・小林脩斗騎乗のトーセンミラクル、2番人気は高知・多田羅誠也騎手騎乗のスワンダフル、3番人気は関本玲花騎手が騎乗したヴィルセキュリティ号。それら人気上位馬が好位でせめぎ合った結果、直線5番手あたりからヴィルセキュリティが差し切ってゴール。関本玲花騎手が一戦目を制しました。


★第一戦優勝は関本玲花騎手!

 これまでにも高知で何度か騎乗している関本玲花騎手でしたがこれが“高知初勝利”。岩手が冬休みに入って以来の約1ヶ月ぶりの実戦騎乗もこなしてまずはお見事。




 第二戦は第一戦とは一転、先行勢が厳しくなる展開に。ここでの1番人気は第一戦同様にJRA・小林脩斗騎乗のジッテ、2番人気はJRA・秋山稔樹騎手騎乗のニシノアマタ、3番人気は佐賀・金山昇馬騎手騎乗のララチャン。そして逃げたのは4番人気、関本玲花騎手騎乗のコジョウザン。3コーナー手前で二番手ニシノアマタがコジョウザンを交わして先頭に立ったのもつかの間、外をまわって来た差し馬勢が先行勢を一気に捉えて、先頭でゴールに飛び込んだのはJRA・泉谷楓真騎手騎乗のルールダーマ、8番人気をひっくり返す勝利。


★第二戦優勝はJRA・泉谷楓真騎手

 第一戦は6番人気6着だった泉谷楓真騎手なのですが、関本玲花騎手が第2戦で7着に終わり、また他の第一戦上位の騎手もポイントを積み重ねきれず、総合でも泉谷騎手が逆転V。関本玲花騎手はわずか1ポイント差の総合2位。惜しい!結果となりました。


★第二戦一周目、ハナに立った関本騎手に秋山騎手が馬体を合わせながら進む

「1戦目は手応えの良い馬に上手く付いて行ければ上位が狙えるなと思っていましたが、直線で多田羅騎手の馬が来た時に自分の馬もやる気を出して頑張ってくれた。自分は久しぶりの実戦でヘトヘトでしたが馬が頑張って走ってくれました。
 2戦目は、交わされるのが早かったですし、内の方に行かざるを得なくなってしまったのが厳しかったですね。
 2戦目で何点取れれば総合で何位になる・・・みたいな事は全く計算していなくて、あとで僅差で2位と聞いて驚きました。あと少し着順が変わっていれば・・・だけど、これも競馬ですからね。高知で初めて勝てました。褒めてください(笑)」

 森井美香元騎手以来の“女王”誕生ならず、それも1点差・・・というのは惜しいし残念!ですが、関本騎手が言うとおり、騎手対抗戦は他の騎手との戦いでもありますからね。まずは健闘お疲れ様、ですね。


★総合1位の泉谷騎手


★関本玲花騎手は1ポイント差の2位


★総合3位の多田羅騎手



★マスクで分かりづらいけどみんな嬉しそうでした


 ところで高知競馬場。現在はスタンド1階周辺を全面的に改修中でした。何年か前までの、使われなくなった有人窓口が並ぶ、どうしても“うらぶれた”と感じざるを得なかったイメージはすっかりなくなって、明るくて綺麗で使いやすい競馬場に変貌しつつあります。





 ちょうどこの新人王争覇戦を含む開催が高知競馬の1開催売り上げレコードになる78億円というニュースもありました。10年前、2012年度の高知の「シーズン」の売り上げが83億円弱でしたから、言ってみれば10年前の1年分を2週間で稼いだわけだから、これはもう“10年ひと昔”どころではないな。

 さて翌日は姫路競馬に移動。期間限定騎乗中の高松亮騎手のレースを見てきました。高松亮騎手は2015年にも兵庫で期間限定騎乗していますがその頃は姫路競馬場が改修中だったため騎乗は全て園田競馬場。今回は逆に全てが姫路競馬場になります。







「前に来た時は園田でしか乗ってなかったので姫路は初めて。騎手の顔ぶれもずいぶん変わっている感じがします。初めての競馬場で試行錯誤しています」とは高松亮騎手。高松亮騎手は2月17日までの騎乗なのであと3週間。良い経験・良い結果を得てきてほしいもの。

 ところで実は、自分も姫路競馬場は初めてだったんですよ。昔、京都に住んでいた頃には園田には何度か通っていて姫路にも行きたいとは思っていたんですが、京都から姫路は案外遠くて。今の仕事になってからも園田は行く機会があっても姫路は無く・・・なのでした。

 現地で岸根アナウンサーと話していたんですが、コンパクトにまとまった競馬場というのがまず非常に今風として、ナイター照明どころか調教用の照明も無い地方競馬場ってだいぶ珍しくなってきましたよね。



 姫路競馬場は現地に厩舎が無く調教には使っていない完全輸送競馬。なのでコース脇に立っているのはスタンドとパトロールタワーだけ。コース自体は小さめとはいえ、周りの景色が広々と感じます。
 名古屋なんかも調教施設が他にあるから現地には照明が無いんですがもうすぐ変わってしまうし、そうすると浦和くらいになるのかな。

 しかし姫路は(も?)寒かった。もうちょっと暖かい時に・・・と思ったけど、1月2月に開催される競馬場だからなあ。2月の下旬くらいならもう少し暖かいか。
 今年は高知も寒かったですね。土佐弁でいえば「ひやい」。例年だと明るいうちは上着なしでもいいくらいなんですが今年はしっかり着込まないと寒い。今年は日本中寒い冬になったようです。





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最終更新日  2022年01月28日 17時47分24秒



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