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2023年08月03日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 いやはや暑い日が続きますねえ。盛岡も冗談ではないくらいに暑いです。まともに雨が降らないから建物も地面もすっかり熱を持ってしまって。自分の部屋は2階、屋根があぶられて余計に暑い・・・。
 北東北にあたる岩手県、盛岡あたりだと「暑いのはお盆まで」とか言っていたものですけども、そろそろお盆の頃が見えてきている天気予報では今と変わらず32度だの33度だのという気温の数字が並んでおります。最近は残暑も9月一杯続くかと思うくらい長いですし、毎年の事ながらこの時期は憂鬱ですなあ・・・。

 そんな真夏の盛岡競馬場には脱鞍エリアわきに臨時の“水かけ場”が置かれています。これは暑さが本格化した先々週ごろから厩舎関係者の希望によって用意されたもの。



 レースから引き上げてきたばかりの馬を少しでも冷やしてあげれば熱中症の予防にも効果があるのでは。しかし盛岡でもこれだけ暑い夏が常態化するようだと、西日本の競馬場にあるような常設のシャワーとかもっと強力なミスト装置とかが必要になってくるのかもしれませんね。

 さて、暑い暑い8月1日の盛岡競馬場では『ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド盛岡』が行われました。終わってみれば“永野猛蔵騎手デー”とも言うべき永野騎手大活躍の盛岡ラウンドでしたね。





 第1戦、7番人気の大井・大木天翔騎手フェスティヴメノコと1番人気に推されていた同じく大井・仲原大生騎手騎乗イキザマが併走の形で先行する展開。3番手以下のグループは少し離れた所でそれを追っていましたが、そこから真っ先に抜け出してきたのが2番人気・永野騎手騎乗タニマサベーカ。スリーワイドの位置から前の2頭をまくっていくと坂下で早くも先頭、そこからは差を広げるばかりでゴールでは7馬身差の圧勝となりました。


■YJSトライアルラウンド盛岡第1戦/優勝タニマサベーカ・永野猛蔵騎手

 2着は中団から迫ったポワンテュ(代打騎乗の塚本涼人騎手)、3着は出遅れたところから巻き返してきたJRA・小林美駒騎手のアースアワー。このアースアワーが10番人気と人気薄だった事で馬番3連単は4万7300円の好配当となりました。


 1600mに距離を変えて行われた第2戦はスタート直後の先行争いを制してハナに立った永野騎手騎乗ガマンがマイペースの逃げに持ち込んだだけでなくこちらもまた最後は後続を引き離す一方の9馬身差圧勝に。逃げて上がり最速の脚を引き出されては後続もなすすべ無しの完勝でしたね。


■YJSトライアルラウンド盛岡第2戦/優勝ガマン・永野猛蔵騎手

 勝ち馬と雁行の形で進んでいた7番人気・大木騎手騎乗のボルドープラージュが、最後は前には引き離されつつ・後続に追い詰められつつも2着を死守。その後ろのグループから追い上げてきた大井・菅原良太騎手騎乗の5番人気ヤマショウリアンはわずかに及ばずの3着。こちらはふたケタ人気馬が絡まなかったものの2番人気→7番人気→5番人気の決着で3連単は7万1250円と第1戦よりも高い配当でした。


 盛岡ラウンドを2連勝した永野猛蔵騎手。奇しくも2戦とも5枠8番、奇しくも2戦とも圧勝の形の勝利になったわけですが、第1戦の早めのマクリ、第2戦の逃げはいずれも馬場傾向も完全に味方に付けた好判断・好騎乗だったと感じました。
 この8月1日の盛岡ダートは先行有利の傾向がそれ以前よりも強く、差しも伸びてこないわけではないですが勝ち負けまで迫るのはなかなか厳しいという状況。1戦目の早めに前を捉えに行ったところ、あるいは2戦目で主導権を握ったところ、この日の馬場の“傾向と対策”として完璧といえ、それをしっかりやってのけたところがさすがですよね。




■ファンサービスをしてからの・・・



■マスコミ向けにもしっかりポーズ

 7月27日のTR川崎では11着・10着、ポイントは計2点に留まっていた永野騎手。今年が最後のYJS参戦になるかもしれない同騎手だけに、ファイナル出場の可能性を高める30ポイント×2獲得は大きな勝利にもなったことでしょう。

 岩手から参戦した佐々木志音騎手は第1戦9着、第2戦8着で6ポイント獲得でした。既に複数回参加しているような若手の中でも場数を踏んだ騎手がいる中で、そんな経験を積んだ騎手たちと実質初対戦の形では不利なのも仕方が無い。次回のトライアル船橋で一矢報いるようなレースを期待しましょう。


■佐々木志音騎手は地方競馬東日本地区で16位




■当初出場予定だった大井・木澤奨騎手が不参加となったため、塚本涼人騎手・関本玲花騎手が代打騎乗。いずれもポイント順位に関係の無い騎乗


 いわゆる“コロナ禍”明けの今年のYJSトライアルラウンド盛岡は、なんとなくですが参加騎手の間にもリラックスした空気というか雰囲気が感じられたように思います。
 これまでは、特にJRAの遠征騎手がいるレースでは“厳戒態勢”な周りの雰囲気がありましたからね。少々“じゃれあって”いてもいい雰囲気、みたいなのが、そんなリラックス感につながっているのかなと想像してみたり。
 参加騎手も、例えば永野騎手は今年が3回目・3年目のYJS参戦になるわけですが、複数回参加している騎手たちにはそろそろ中堅の風格も出てきていて。そういう“場数を踏んだ感”も、変な緊張感ではない、こなれた雰囲気を生んでいるのだろうと思います。
 やっぱり若い騎手ですからね。気楽にのびのびと、レースの合間にはからかい合ったりふざけ合ったりしながら戦えるのが一番“らしい”ですよね。







 ところで今年は佐々木志音騎手ひとりのみだった岩手からの参加騎手ですが、今、候補生が1名、競馬場実習に入っていまして、順調にいけば来春デビューになるはずです。来年の岩手からの参加騎手は2人になるかもしれません。候補生のお話もいずれ。





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最終更新日  2023年08月04日 23時04分23秒



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