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2024年01月25日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 1月21日に佐賀競馬場で4年ぶりの『M&Kジョッキーズカップ』が行われるという事で自分も約2年ぶりの佐賀に行ってきたのですが、今回のお話はその帰り道に寄ってきた益田場外発売所、旧益田競馬場のお話を先に書きたいと思います。

 というのも、その益田場外発売所は今年3月で廃止が決まっておりまして、馬券の発売は1月26日金曜日までとのこと。駆け込みな感じですが、明日行かれるという方の参考にもなればと思いちょっと順番を変えて益田場外の話を先に。




 さて。前日の佐賀競馬のあとは鳥栖に泊まっていた自分は、朝6時の電車からスタートして博多・新山口と乗り継いで、4時間ほどかけて益田駅に到着しました。


★博多からはハローキティ新幹線。朝7時発


★益田駅着は10時。雨が降りそうな空模様でしたが、益田にいる間は小雨程度で我慢してくれました

 益田駅は“昔ながら”というと失礼かな。“国鉄時代っぽい”という言い方をしてみましょうか。改札の正面が1番線で線路の向こうにホームが一本あって2番線と3番線。かつての高知駅もこんな感じだったなあ・・・とちょっと懐かしい。
 かつては益田駅にも場外馬券売り場がありました。コインロッカーがあるところの左手の扉が入口だったそうですが今はもちろん何もありません。

 駅から益田場外までの移動は、路線バスも考えたのですが待ち時間がちょっともったいない。ということでここは素直に“大人の手段”でタクシーを使います。現地滞在時間を最大化しないと意味が無いですしね。益田の街を抜けて10分ほどで益田場外到着。現地からタクシーを呼ぶと来るまで10分ほどかかるというお話でしたので1時間ほどしたら迎えに来てもらうようにお願いして帰りの足も確保。片道1550円の運賃でした。



 さあ、やってきました益田場外。ご存じの方も多いと思いますが、現在「益田場外発売所」として使われている建物は旧益田競馬の末期になる1999年に特観席スタンドとして新設された物が使われております。
 コース側から見ると通路入口の上にある「特観席入口」の文字。ぱかっとした通路の開き具合がいかにも競馬場のスタンドだった感じですよね。現在客席として使われている階の上は業務エリア、実況席か。競馬場時代の写真を見ると屋上部分にゴール板を照らす照明があったようですが今はもちろんありません。そしてかつてはこの建物に続くようにオープン席のスタンドがあったと言うことですが、こちらももちろん今はありません。


★この開き具合がいかにも“スタンドの出入口”感

 「~と言うことですが」的な言い方になるのは、自分は残念ながら競馬をやっていた頃の益田には来た事がないからです。

 益田競馬場が休止されたのは2002年の8月16日。益田も基本土日開催のうえに冬休みもあったのでタイミングが合わせづらかった事もありましたけども、なんにせよ遠い。盛岡からでいうと“最も遠い競馬場”だったんではないか。一度行ってみたい所ではあったもののなかなか行く機会がないままに休止になってしまいました。
 なので、競馬場があった頃、場外発売所になってから、とここに来られた方々のブログ等を事前の情報源に、それらと今を見比べながらかつての姿を想像する・・・という感じでの今回の訪問となっております。情報のベースが伝聞ゆえ「~だそうですが」的な。


★かつてはパドック、現駐車場





★パドックとコースをつなぐ馬道はスタンドやスタンド前の公道をくぐっていたとのこと





★建物のコース側壁面に埋め込まれた馬のレリーフ。もちろん当初からあるもの

 建物の周りの写真を撮っているうちに開場時刻。最初は誰もいなかったですが開場が近づくとポツポツとお客様がやってきました。そのお客様同士が話しているところを見ているにやはり常連のお知り合いのようです。このあとに来られた方達もだいたい常連さん、顔なじみ同士の皆さんのようでしたね。


★建物の中にもレリーフがあるのですが、コインロッカーで一部が隠れている


★1階にある専門紙売店ではパンやお菓子も売っておりました

 さて客席に行ってみましょう。階段で3階に上がると・・・。おお。見慣れた感じがする光景が。


★水沢の特観席っぽい。前後の幅が狭い机に3人分の椅子。20世紀の標準的特観席スタイル

 競馬場時代の写真と見比べてもほとんど変化は無さそうです。変わっているとすればモニタが液晶になっただろう点(競馬場時代はまだブラウン管のテレビモニタだったはず)。
 全体にシンプルで綺麗。考えてみればOROよりもあとに作られているんですものね(このスタンド棟は1999年完成)。できた当時から禁煙で使われてきたのも内装の綺麗さにつながっているのでしょう。


★かつての「特別室」は椅子が取り払われて喫煙室に


★一角には読書コーナーも。「ゴルゴ13」とか「風の大地」を読んでいるだけで1日潰れそう(笑)


★破損券対応なんだろうけど、高額が出たらどういう対応になるんだろう??

 場外発売所になってからは無料のスタンドとして開放されているこの場所ですが、座席には席番票が残っていて“特観席”時代の名残を伝えています。




★特観席、指定席の名残の席番

 スタンド正面、かつてのコースの側は区画整理・再開発がすすんでおり、スタンドの真正面などは調整池になっているのでかつての姿はなかなか想像しづらいですが、向こう正面のすぐ目の前に迫る山をはじめ左右方向を見れば、なるほど一周1000m、“日本で一番小さい競馬場”と言われたのも分かるよなあ・・・という地形。スタンドから見下ろすと向こう正面でも“手が届きそう”と感じるくらいですものねえ。



 そんな光景になってはいますが座っているスタンドは間違いなく益田競馬場だったもの。窓越しにかつての姿を想像してみたいものですね。

 2008年、2009年頃までは旧スタンドやゴール板が残っていたようですしコース部分も輪郭がはっきり分かるくらいに残っていたようですが、今は輪郭もおぼろげになってきています。
 まあ実況席などの名残も分かる旧特観席スタンドがあるだけでも十分と言えば十分ですが、なにか馬の痕跡が分かるものはないか??

 探してみたところ、これなんかはどうでしょう?



 スタンド壁面の馬のレリーフ、その下のたたき部分に埋め込まれた蹄鉄の飾り。益田競馬の馬のものかなあ??
 鉄かんから作った鉄の蹄鉄ぽいから競走馬の物ではないかもですが、スタンドができた時からあったのだとしたら益田競馬の馬が使ったものを持ってきたのだろう・・・と思うのですが。どうなんでしょう??


 ここ益田場外ではかつて益田競馬場に所属していた騎手を“推し”ていたりもします。



 スタンド内には御神本訓史騎手・岡田大騎手・秋元耕成騎手の元益田所属騎手の皆さんの勝負服が飾られていますし、御神本騎手の重賞制覇を伝える記事なんかも掲示されていました。益田と南関、益田と大井。遠く離れていますが元益田所属騎手の活躍を通じてつながっているのかな・・・と感じるコーナーでした。

 “益田競馬”を感じた事がもうひとつ。駅から発売所までタクシーを使った事を最初に書きました。その自分が乗ったタクシーの運転手さんのお話が興味深かった。小さい頃には競馬場の近くに住んでおられたそうで、「その辺を馬が歩いていて道ばたには馬糞が落ちていて、その間をぬけて学校に通ったりするのが普通だった」とか、周囲に競馬関係者がたくさんいて、夏休みに厩舎仕事を手伝わされた・・・とか。そんな尽きない話をうかがっていると往復の車の時間などあっという間でした。

 場外発売所になって、周りの景色も変わってしまったのでしょうけども、思いのほか“益田競馬の香り”が残る場所だなと感じたのは、それは自分が益田競馬そのものを知らないからなのかもしれません。ですが、“元益田所属騎手推し”で益田競馬とのつながりを色濃く感じさせる発売所や、さきのタクシーの運転手さんのお話、例えば売店のおばさまも吉岡牧子騎手のことを「牧子さん」と言ったりしていましたし、競馬場が無くなって21年と半くらい経っていますけども、地元の人たちの記憶の中には益田競馬がまだまだ生きているんだな・・・と。益田競馬がまだ身近にあるかのような気配というか“空気”を自分が感じたのは決して錯覚では無かったとも思います。

 こうやって来てみると「競馬がある時に来たかった」という思いを改めて強くしてしまうのですが、“益田競馬の気配”を少しでも感じる事ができたのは幸いでした。本当に良い寄り道になりました。






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最終更新日  2024年01月25日 22時52分32秒



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