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ホールドについて考えたいと思います。
多分立ち方については、どんな人にも共通して言えるポイントがあると思いますが、ホールドに関しては、相手との組み方の問題でもあり、骨格や身長差といった要因にも左右されやすいため、誰にでもあてはまるポイントというのは少ない気がします。 そのため、参考にならないケースが多いかもしれませんが、「私がやろうとしている事・考えている事」を書いてみます。 それと、以下はほぼ全てリーダーについての記載です。 パートナーについてはあまり考えていないので、書いていません。ひょっとしたら共通する点があるかもしれませんが。 まず、ホールドがどこからどこまでか?について。 私は左右とも、指先から始まり、鎖骨・肩甲骨までではないかと考えます。 「腕の付け根」としての肩関節までがホールドと考えてしまうと、体幹部からの指令を受け取りづらく、勝手に動きすぎてしまう気がします。 そのため、胸郭につながる鎖骨・肩甲骨からをホールドと考えるほうが、自然だと思うのです。 逆に言えば、胸郭の延長線上にホールドを構成する、という事です。 左右のホールドともに、左右の胸郭から独立はしていますが、体幹部からの指令をうけて動ける関係を保っています。 次のポイントは肘の位置についてです。 カップルのどこに肘があるかは、腕の長さ・身長差によって変わるためコメントしませんが、大事なのは「二人の肘の位置が踊りの中で動かない」事です。 ここで言う「位置」とは、胸郭から見た相対的な位置関係です。 主にスウィングやスウェイによって体に傾きが生じた場合に言えることですが、胸郭から左右の肘までの関係性がかわらないようにします。 例)ナチュラルターンでリーダーの左肘だけがあがる→NG 肘について、もう一点。 左右のホールドともにそうですが、肘を少しだけ後ろ側に回転させる(=手のひらを前側に回転させる)ことで、肘の位置が安定すると思います。 お試しください。 左肘から手のひらまでは、ダンスの種類によって違うと思いますが、少し内側で自分の体に近づけるイメージにしています。 (気を抜くと広がってしまい、パワーが抜けていってしまう気がします) 最後に手のひらについて。 私はホールドの意識の中では一番大事かもしれないと思っています。 リーダーの左手のひらは、パートナーの手のひらとぴったりとあわせますが、力は入れません。 軽く触れ合うイメージで、大事なことはリラックスしていること。 踊りの最中に、ここのテンションを変えないようにします(いつまでも軽くふれあい、リラックスした状態にする)。 次に右の手のひら。 相手によって違ってきますが、置く場所はだいたいパートナーの肩甲骨の下あたりからわきの下あたりくらいでしょうか。 ここも、手のひら全体で軽くつつむイメージで、力を入れません。 そして「熱を伝える!」イメージがあります。 (非常に抽象的ですいません) 全体を通して、腕・肩の筋肉に、緊張はありません。 リーダーは、パートナーのホールドを強く握ったり、力を入れたりしてはいけません。 パートナーも同様に、筋肉の緊張をなくすことが大切で、リーダーのホールドに力をかけてはいけません。 (特に左ホールドでリーダーの右肩を押し付けてはいけません) そして、ホールドは「大きければいい」というものではありません。 カップルでコントロールできる空間を作るのがホールドですから、まずはその空間意識を大切にしなければいけません。 大きすぎるホールドは、踊りのスピードとパワーを損ないます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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わかるようなわからないような。
そうだー今度、一度踊ってください。 noko3は、練習場で・・・純粋無垢な顔で いとうさんや、さくらさんや、おおくぼさんを 捕まえてホールドをさせてもらいます。 noko3スタンダード始めて一年弱ですから いろんなものを吸収したい年頃ってやつです。 あ、そうそう、セミナー受講うらやましいです。 是非是非ご感想をこのblogへ! (2005/10/18 12:00:54 AM)
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