安岡正篤著『日本の父母に』
日本の父母に過日、安岡正篤著『日本の父母に』を読みました。簡単に感想を述べたいと思います。1、父は子供の敬いの的、母は子供の愛の座である。2、母さえいれば父がいらないと言う考えが増えていることは大きな間違い。もし、どちらかが欠けたならば残った方が両者を兼ねなければならない。特に、「父は外に出て働くものだ」と言う考えは誤りである。3、社会教育が悪いと文句を言う前に、家庭生活をきちんとすべきである。家庭は人間教育の素地であり、就学前の子供の正しい徳性と良い習慣を養うことが大切な問題である。このことが善く行われれば、少年の非行犯罪もほとんどなくなることは、各国において実証済みである。大変重い言葉です。息子を育てるにあたり、家庭生活のあり方や親子の結びつきの大切さを改めて考えされました。