米地質調査所(USGS)によると、ニュージーランド南島のクライストチャーチ近郊で13日、マグニチュード(M)5.2と(M)6.0の地震が相次いで発生した。
1回目の地震は震源がクライストチャーチの東南東約8キロ、震源の深さは約11キロ。2回目の震源は同市の北北東約13キロだったとみられる。
今年2月22日には同じ地域でM6.3の地震があり、その影響で150人以上が死亡している。その前は2010年9月のカンタベリー地震
カンタベリー地方ではカンタベリー平野の下を走る約100の断層が確認されているが、この地震ではこれまでに確認されていない新しい断層が原因となり発生した。
この断層は「グリンデール断層」と命名され、長さは29Km、西端はホロラト川に接し東端はクライストチャーチ郊外ロルストンに位置する。
カンタベリー環境局の発表では、グリンデール断層は数千年から1万数千年の間で初めて動いた断層と言われ、今後数千年は動くことはないとしている。専門家の間では複数の断層が一斉に動いた結果生じた地震との指摘もある。
ニュージーランドでは数千年に一度の断層のずれが起きている訳で、この源は環太平洋火山帯由来の地殻変動である。
地殻変動は地球規模で同時に起き、火山も活性化させる。
20XX年イエローストーン火山は噴火後、公園内の1万平方キロメートル以内が火砕流により被害を受け、数十万人が死亡もしくは重傷となる可能性があると米英科学者は予測している。
イエローストーン国立公園は、1872年につくられた世界ではじめての国立公園だ。イエローストーン公園は米国中西部のワイオミング州の北西部に位置していて、西北方向ではアイダホ州とモンタナ州まで達しており、面積は7988平方キロメートル、1978年に世界自然遺産に登録された。
科学者の分析によると、イエローストーン公園のある場所では、過去に何回も地震がおきており、大規模な火山は3回発生した。一部の探査資料によれば、最後に起きた噴火により噴出した溶岩は約9000平方キロメートルを覆い、その厚さは1500メートルにおよんだ。海抜2000メートルまで届いた溶岩は、現在公園の位置する溶岩高原を形成した。科学者はこのイエローストーン公園の地中にある「スーパー火山」は約60万年周期で噴火しているが、不幸なことに上で述べた一番最近の噴火は約64万年前に発生している。この火山は現在、すでに噴火活躍周期に入っている」という。
イエローストーン公園の地中にある火山は世界を十分壊滅させうるエネルギーを持っている。一旦噴火すると、噴出した溶岩だけで米国本土の半分以上を覆う。噴火後に降る火山灰も地球全体に影響をおよぼし、植物は酸性雨などの被害を受けてほとんどが姿を消す。このような状況下で人類は壊滅に向かう。
イギリスの科学者がコンピュータでシミュレーションを行ったところ、もしイエローストーン公園のスーパー火山が噴火したら、3、4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から1000キロ以内に住む9割の人がその災難から逃れることができず、吸い込んだ火山灰が肺で固まるため、窒息死するという。しかも、火山灰が空中に漂うことで地球の年平均気温は10度下がり、北極は12度下がる。このような寒冷気候は6年から10年間続く。
イエローストーン公園の異常状況は数年前にすでに発生している。2009年7月23日、米国政府は突然、イエローストーン公園内の一部の区域を封鎖すると発表した。公園の地中の熱エネルギーに異常がおき、予知できない物質が噴出されて、観光客への影響を懸念したためだ。米国地質監査局のある内部レポートでは、科学者はすでにイエローストーン公園内に地震観測ネットワークを敷き、地中の溶岩の温度を測定する温度計などを設置し、厳重な警戒態勢に入っている。また地方紙デンバーポストは、米国地質監査局のリーズ地質科学者が、イエローストーン公園内の湖の底で高さ30メートル以上、直径600メートル以上の巨大な隆起を発見したと伝えている。
東京大学地震研究所は、アイスランドの火山噴火は事前に噴火の徴候があったと説明している。同研究所は、日本陸地観測技術衛星の「大地」号が撮影した火山口周辺の衛星写真を分析した。それによると、地中の高温熔岩が集まって蓄えられたため周辺地区の地表は噴火前におよそ20センチメートルくらい隆起しており、更に大規模に隆起していた火山口の東北地区は隆起の高さが70センチメートルだったという。これらの情報と、デンバーポストが報じたイエローストーン公園の30メートル以上を見れば、米国イエローストーン公園地中のスーパー火山噴火がもたらす影響は想像に難くない。10/08/23大紀元
イエローストーン公園は北米にあり、大規模な噴火が有ったとしても広大すぎる北アメリカが壊滅することはないだろうし、大西洋を挟んで欧州にまで火山灰が到達するとも思えない。だが、火口湖がいずれ噴火し、溶岩流が大地を覆うのは確かなようだ。正確にはイエローストーンは約220万年前、約130万年前、約64万年前の計3回破局噴火を起こしており64万年前の噴火は前回の噴火より規模が小さくなっているので、米英科学者の被害予測は正しくない。
大紀元の内容とウィキペディアの破局噴火の内容の一致する処が多い