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韓国は2000万ウォン(約200万円)台の無人航空機に青瓦台(チョンワデ、大統領府)の上空まで侵入されたと大騒ぎしている。
韓国国防安保フォーラムのヤン・ウク研究委員は「ペクリョン島で墜落した航空機は北が中国の無人飛行機(D4)を導入して改造したバンヒョンIIを再改造したものとみられる」と説明した。 「バンヒョンII」は高度3キロ、最高時速162キロで飛行が可能という。有事の際、20-25キロの爆薬搭載が可能で、パラシュートを開いて地上に着陸するように開発された。 ペクリョン島で墜落した無人航空機は「バンヒョンII」(長さ3.23メートル)より小さい。 ペクリョン島で発見された無人機の燃料タンクは5リットル、坡州(パジュ)の無人機は4.7リットルで、2時間程度のみ飛行が可能だ。搭載された日本製カメラは夜間や雲がかかった状況では撮影が難しいという。 中央日報が3日、航空機専門家らに無人機の構成材料である機体・エンジン・飛行制御コンピューター(FCC)・衛星利用測位システム(GPS)装置などの国内での価格帯を推算した結果、2000万ウォン台で製作できることが分かった。 韓国軍は、韓国哨戒艦「天安」爆沈を主導した北朝鮮の偵察総局が無人機を飛ばしたとみている。 無人機運用の主体とされる北朝鮮の偵察総局は対南浸透・テロ機関だ。代表的な対南強硬派の金英徹(キム・ヨンチョル)が局長を務める。 韓国軍は昨年から北朝鮮の核とミサイルに備え、数兆ウォンを投入して韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)とキルチェーン(攻撃型ミサイル防衛システム)を構築するという計画を推進してきた。その集中的戦力配備地域を「低価格無人機」が突破したということだ。 坡州(パジュ)で墜落した無人機の機体は主な材料がレーダー電磁波を反射しないポリカーボネート。 無人機(長さ1.43メートル、翼幅1.92メートル)胴体の核心部品は日本製の2気筒グローエンジン。専門家らは180万-200万ウォンで購入できるという。 青瓦台(チョンワデ、大統領府)上空を撮影したキヤノンDSLR 550Dカメラは120万ウォン程度。 キヤノンDSLR 550Dには50ミリの短いレンズが装着されていた。軍の関係者は「無人機の重さを抑えるために一般カメラを装着したようだ」と分析した。 軍当局がこの日、国会国防委員会所属の議員に説明した内容によると、GPS装備は数十万ウォン台の旧式だったという。 「キヨンナルジャ(起用日)」という文字で北朝鮮製を確認させたリチウムバッテリーは国内では数万ウォン。無人機に使われるジャイロセンサーは国内では10万ウォン台半ば。 無人機で最も高い部品は飛行制御コンピューター(無人機が強風などで揺れないようにする装置)で、国内では1000万ウォン台。 ペクリョン島で発見された無人機(長さ1.83メートル、翼幅2.46メートル)はこれより高級だった。エンジンは欧州製の4気筒で300万ウォン台。ニコンD800カメラも400万ウォン台。胴体の材料は「フォームコア」。 この価格差は何なのか、青瓦台よりもペクリョン島のほうが戦略上重要なのだろうと解釈する。 韓国軍は2000年代後半、先端・高性能の低高度無人航空機を多様に開発し、実戦に配置した状態だ。北朝鮮もこれに劣らず、さまざまな形態の無人航空機を開発したと、軍当局は推定している。 昨年3月に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が出席した中、「無人打撃機」を試験運用したこともある。 軍の関係者は「北が昨年公開した無人打撃機は米国産“高速標的機”ストリーカー(MQM-107D)を改造した」とし「2010-2011年にシリアと推定される中東国家から数機を導入し、無人打撃機に製造したとみている」と述べた。 高速標的機とは、高速で起動する航空機を撃墜する射撃演習のために開発された無人航空機。北朝鮮はこれを密かに導入して爆弾を搭載し、「自爆用攻撃機」にしたと、軍当局は把握している。一部は独自で生産もしているという。 米国の軍事専門ウェブマガジン「ワシントンフリービーコン」は先月7日、北朝鮮が地上目標物を打撃できる無人攻撃機を独自生産し、実戦配備したと報じた。北朝鮮の無人航空機が新たな脅威に浮上する番だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月08日 22時33分31秒
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