北朝鮮の祖国平和統一委員会は13日、「真相公開状」を発表し、韓国で相次いで見つかった小型無人機を「でっち上げだ」と批判した。朝鮮中央通信が14日伝えた。
真相公開状は、韓国国防省が無人機の中間調査結果で、決定的な根拠を見つけられなかったことを認めながらも、「北の仕業とみられる」との見解を示したと反論。韓国当局が第2の哨戒艦沈没事件をでっち上げようとしていると訴えた。北朝鮮は、2010年の哨戒艦事件への関与を否定している。
合同調査団は北の小型無人機について、燃料タンクの大きさやエンジンの排気量、撮影された画像から判断して飛行距離は最低180キロから最高300キロ程度であるため、中国や日本などの周辺国から飛来した可能性はないとして、北朝鮮が飛ばしたと説明した。無人機胴体の迷彩色や形が2012年4月15日の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕を祝う軍事パレードや、13年3月25日に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が朝鮮人民軍1501部隊を訪問したときの写真に写っていた無人機と非常によく似ている点も北朝鮮製であることを裏付ける根拠になった。
しかし、GPS復帰座標が入力されているとみられる中央処理装置(CPU)を分解できていないため、北朝鮮のものであると断定する決定的な証拠は得られなかった。
韓国軍関係者の本当の狙いは小型無人機を自爆型攻撃機として開発し、有事の際に北朝鮮地域の標的を攻撃できるようにするものであり、国内の反響を見る為、小型無人機を飛行させたと見てとれる。
【追加】韓国・東亜日報によると、韓国の宋永仙(ソン・ヨンソン)前議員は4月上旬に出演したテレビ番組で、「北朝鮮がEMP(電磁パルス)兵器の実験を行っている可能性がある」と述べ、注意を促した。
EMP兵器は高高度核爆発を利用して電磁パルスを発生、地上の電子機器に影響を与えるものだが、目的が情報機器の破壊だけの為に、北朝鮮が敢えて国際条約に違反する上空核爆発をしかけるだろうか?
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