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LED電球が出す光の多くは、各種蛍光体からの発光である。
現在普及しているLED電球や液晶テレビに使われているのは、実は青色LEDだけで、赤や緑色の波長を出すLEDは使用されなくなった。 赤や緑色の従来のLEDが先行していたが、青色LEDの出現で、蛍光体が青色LEDの表面を覆い光の波長を変換している。 青色LEDは発光電圧が赤や緑色のLEDと完全に異なる為、従来のLEDと混同して使用されない。 2003年、青色LEDの光から赤い光を発する蛍光体が出来、その後の開発で緑色の蛍光体も出来た。そうなると従来どうりの温かみのある電球色が求められ、一気に普及した。これにはサイアロン蛍光体が使用される。セラミックに特定の元素を混ぜた蛍光体は、LEDの光を吸収して波長の異なる光を放つ。 白く光るLEDは青色LEDに黄色の蛍光体を組み合わせたものだが、青色LEDに赤、緑色の蛍光体を組み合わせる事でも同様に白色発光する。LEDの青色と補色関係にある蛍光体が使える。 そもそも蛍光体とは酸化金属の結晶である。結晶化を促進させる為にする事は、酸化セリウム等の発光元素に他の酸化物(酸化イットリウム・酸化アルミニウム・酸化ガドリウム)をまぜ、高温焼結させます。分子結合の完了した蛍光体酸化金属を微粒子粉砕すると蛍光体原料になる。これを光透過性の樹脂やセラミックに拡散させる。LED発光とは半導体を強制的に電流で加熱しているに等しく、発熱が相当ある。もし、蛍光体そのものに通電して発光させられれば、熱損失は無くなるはずである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月20日 00時06分22秒
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