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カテゴリ:電子工作、オーディオ自作
周波数の設定にロータリー・エンコーダ(同じく秋月のDDSコントロール・キット)を使いました。付属のDIPスイッチ(パラレルモード)でも設定できますが、とても面倒です。 DDSはシリアルモードで使用し、周波数データは、ここから設定しますが、このキットはプログラム書き込み済みのPIC16C57が付属していて、DDSとのシリアル通信のほかに、ロータリーエンコーダの入力(ボリュームのように使用)入力と7セグメントの表示をコントロールしています。 4桁表示になっていますが、実質8桁になっています。プッシュスイッチで上位/下位桁を切り替え、変更される桁が点滅するようになっています。慣れると意外と設定しやすいやり方だと思います。 波形はサイン波のみ、1Hz~1677215Hz(約17MHz)まで設定できますが、Wave出力にローパスフィルタが入っており、キット付属の定数だと8MHz以上が減衰してしまいますので、DDSの性能を生かしきっていません。 というよりも、限界近くの周波数を出そうとすると、正弦波になり難くなるためでしょう。 キットに付属に付属している素子は1μH×3、470P×2、1000P×2となっていました。カットオフ周波数を変更する場合は、別に用意するする必要があります。 また、カップリングコンデンサも1μFなので、負荷側の入力インピーダンスが低い場合は低周波(100Hz以下)も減衰します。レベルを確保するためには、コンデンサの容量を増やす必要があります。 オシロスコープで波形を観察してみました。 きれいな正弦波ですが、FFTで観測すると歪みが1%近くあるようです。 ウエーブ電子のDDSキットは50MHzまで出せるようですし、歪みもかなり少ないようです。予算に余裕があれば、こちらがお勧めかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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