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2013.02.26
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テーマ:香水(918)
カテゴリ:<香水>
調香師の手帖_中村祥二

この頃は同時進行で複数の本を読んでいます。
そのうち『武士道』『尾崎放哉/全句集』は
不可解な夢をみて目覚めの悪い朝を迎えることが判明したので
(為になるし面白いけど…いかんせん重い、暗い)
お天道様が出ている陽気な時に読むようにしていますが、
就寝時ベッドで楽しげなお伽噺を読んでいるような気分で
読み進めることができるのが…

『調香師の手帖 香りの世界をさぐる/中村祥二』¥840-


著者は、資生堂出身の70代後半の調香師。
何気ない仕事場での発見や体験談など
一般人では分からない香りの現場が分かりやすく語られて、
「どうぞお入りなさい」と研究室のドアが開けられて開放的な雰囲気。

章によっては、カタカナ満載の専門用語で
「用語が覚えられないし頭に入らない」ということが私はあるけど、
それでも先を読みたいとページをめくるペースが早いです。

第1章 自然の香りあれこれ
・青葉の秘密
・香妃と沙棗
・桜の香り

第2章 天然香料を求めて
・経済地理学
・バラの秘密
・ムスクとは

第3章 香を焚く
・幽玄な沈香
・組香
・乳香

第4章 香りで癒す
・芳香治癒学
・アロマコロジー
・森林浴

第5章 香りを創造する
・香りの設計
・イッセイミヤケの香水
・肌の役割

第6章 嗅覚の不思議
・記憶と香り
・嗅覚研究で初のノーベル賞

第7章 からだのにおい
・体臭
・臭紋
・加齢臭

第8章 香りの文化と歴史
・ナルドの香油
・東洋蘭
・酒と香り

第9章 香りの言葉
・「ノート」について
・ウッディーノート

という展開で、専門分野から日常へのヒントが多く詰まった一冊。
資生堂の香水、ばら園『芳純』『パパメイヤン』、『沙棗』などの話もあり、
知っている香りの話題は裏話を聞いているようで楽しい。

香水好きで、その香りが作られる過程、専門知識も知りたい!という方には
かなり役立つ濃厚な匂いがする一冊です。

ところで、タイトルを「調香師のテチョウ」と読んでいたのですが、
ルビがふってあり「調香師のノート」と。
手帖のノートと、香りのノート…そんな洒落っ気にもキュンときた本。



香りつながりで、今夜23:45から
『魅惑の香水~開発・宣伝の舞台裏~』が放送。

毎年、何百種類も発売され、市場規模は3兆円に達するといわれる香水。
1日に20万本の香水が売れる本場フランスでは、今までにない香りを作り出すため、
最先端技術を使った香料の開発が進められている。
一方、マリリン・モンローも愛した世界で最も売れている香水は、
昔ながらのジャスミンを使った製法が今も守り継がれている。
さらに、新製品を売り出すための広告戦略など、知られざるフランス香水の舞台裏へ潜入する。


お茶しつつテレビの時間です。





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Last updated  2017.08.03 17:53:04
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