テーマ:香水(938)
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【調香師】Anne Flipo/アン・フリポ ・コーダリー『オーデヴィーニュ(2017)』 ・ラルチザンパフューム『シャッセオパピヨン(1999)』 ・エンポリオアルマーニ『ビコーズイッツユー(2017)』 ・ジバンシイ『ランテルディ(2018)』『イレジスティブル(2020)』 ・エスティーローダー『ビューティフルマグノリア(2021)』 ・ロシャス『マドモアゼルロシャス(2017)』『マドモアゼルロシャスクチュール(2019)』 『ガール(2021)』『マドモアゼルロシャスインパリス(2024)』 【香調】 空とブドウ畑、魅惑的で官能的な天国への飛行。 ネロリ、ラズベリーグレープ(クリントン)、パチュリ ■感想:私の好み度<80> エアリーなグルマン×シプレー トップは葉や茎の青みがマイルドに。 バイレード『ラ チューリップ(2010)』のトップでも感じるものと近いです。 十数秒から1分程度で白色を連想させるコットンキャンディのような甘さと ラズベリーの風味のラズベリーグレープ(raisin framboise/Clinton)。 コーダリーの過去の作品と比べると フルーティさと明るさも健在ですがラブリーなお菓子系グルマンの甘さはこれが初。 そしてエスカーダ『セクシーグラフィティ(2002)』のラズベリーを思い出す部分。 数分から十数分すると巨峰の甘さと果皮の軽い渋みのようなもの、 もしくはフィグリーフのようなミルキーで青みのグリーンといった 甘さと青渋いものが感じ、ここが『アンジュ デ ヴィーニュ』の芯と感じました。 トップは少女・天使のようなイノセントな世界を思わせますが、 ミドル以降のパチュリが分かり始めると森に住むプリンセスのようで ちょっと大人な白雪姫(りんごの香りではないけど)。 『ぶどうの天使』と名付けられたこの作品が感じられる ふわふわっとした森で重力から解放されたピュアな気分に。 ■拡散性・持続性 拡散性は数分すればおちつきますがスプレー直後は意外とやや強めから強め。 シャープな部分で刺激を受けむせがち。 持続性は普通。 拡散性、持続性ともに数分経過すればほどよいバランスで扱いやすいタイプ。 ■液の色・ボトル 液の色は無色透明。 ボトルは円柱形にブドウのレリーフ。 パステルラベンダーのフロスト調グラデーション。 これまでのクリアなグラデーションも好きですが パステルトーンも香りのイメージにあっています。 ちなみに、届いたボトルは以前と同様でしたが、 最新版は少し異なり、キャップ部分が細くなっています。 ボトル:約φ33×h145mm(50ml)フランス製。 紙箱:約w49×d49×h150mm。
■季節 通年。 ■年齢 20代以降、女性向き。 グルマン系でありながら「いかにも!」なベタでなく 清楚系グルマンなため幅広いシーンに。
・2002『フルール ド ヴィーニュ』 ・2011『ゼスト ド ヴィーニュ』廃番 ・2011『テ デ ヴィーニュ』 ・2013『フィーグ ド ヴィーニュ』廃番 ・2014『パルファン ディヴァイン(EDP)』廃番 ・2015『ローズ デ ヴィーニュ』 ・2017『オー ド ヴィーニュ』 ・2021『ソレイユ ド ヴィーニュ』 ・2023『アンジュ デ ヴィーニュ』 『アンジュ デ ヴィーニュ』は9作目で『ヴィーニュ』シリーズでは初のEDP。 廃番になったものは… 『ゼスト ド ヴィーニュ(2011)』は没個性、 『フィーグ ド ヴィーニュ(2013)』は香りはいいけど時代に合わず時期尚早。 また、ディプティック『フィロシコス(1996)』ほどインパクトと魅力がない。 『パルファン ディヴァイン(2014)』コーダリーのブランドイメージから外れ気味。 といった感じかも。 バニラ系は3種類 『パルファン ディヴァイン(EDP)』 『ソレイユ ド ヴィーニュ』 『アンジュ デ ヴィーニュ(EDP)』
■リピート 1本で満足できそうでリピートなし。 今後フロストパステルトーンでの新作展開を見込み待機。 香水は持て余す本数になっていますが、 それでもコーダリーは『フルールドヴィーニュ』の4-5本目?、 『テデヴィーニュ』3本目、とリピートします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.24 00:00:54
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