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カテゴリ:メタボリックシンドローム
皮下脂肪と内臓脂肪は別もの
お腹の皮膚の下にあって、摘むことができるのが皮下脂肪。一方、腹部の内臓の周りにあるのが内臓脂肪です。というわけで、皮下脂肪と内臓脂肪は別ものですが、構造的な差はありません。 代謝を見ると、内臓脂肪は皮下脂肪と比べて、より機能的に活発な細胞です。 活発というのは、脂肪を溜めやすく出し易いという意味と、生理的活性物質を多く作るという両方の意味です。 内臓脂肪とお腹まわり 内臓脂肪の増加は、CTスキャンを用いて腹部の適当な場所の断面像を撮影しないと医学的には判断できません。 しかし、CTスキャンは浴びる放射線の量が大量なので、内臓脂肪の確認のためにCTscanの検査をするのは考えものです。 そこで1つの目安になるのがお腹まわりのサイズです。 日本人男性では、お腹まわりが85cm以上あるとBMI(体重kg/身長m/身長m)の数値を問わず内臓脂肪が増加している可能性があります。 特にお腹まわりがあるのに、腹部の皮下脂肪を手で摘めないようだと内臓脂肪が増加している可能性が高くなります。 内臓脂肪を減らすには総有酸素運動時間が大事 内臓脂肪は預金に例えると普通預金です。定期預金に例えられる皮下脂肪より引き出しやすい、つまり減らす事はそれほど困難ではありません。 内臓脂肪は腹部にあるから腹筋運動と考える方がいるかもしれません。 しかし、腹筋運動は腹筋を強くしますが、直接、内臓脂肪を減らす効果はありません。 では何が有効なのでしょう…? 脂肪を燃焼させる有酸素運動が内臓脂肪を減らします。 有酸素運動を行なった場合に、筋肉は蓄えたグリコーゲンを使い、次に血中の脂質(遊離脂肪酸)、肝臓や脂肪細胞が放出する遊離脂肪酸を使います。 この時に皮下脂肪よりも代謝が盛んな内臓脂肪の方が多くの遊離脂肪酸を放出します。 内臓脂肪は代謝が活発、という事は溜まり易く減り易い性質を持っているということなのです。 よく有酸素運動は運動の持続時間が20~30分以上ないと脂肪の燃焼が起きないとされています。この解釈は20~30分以上の持続時間があれば確実という意味です。 これより短い持続時間では脂肪燃焼が起きないというわけではありません。 一番大切なのは総有酸素運動時間です。30分を1回よりも10分を5回の方が総運動時間は長くなります。1回に20分以上と考えると億劫ですが、分割してもよいと考えると有酸素運動を行う時の精神的な負担が軽くなります。 内臓脂肪を減らすために、誰でもできる有酸素運動、“歩くこと”を、おすすめします。 <体脂肪燃焼情報> ◆血管のクレンジング、デトックスと燃焼系を同時にやって短期決戦 ◆究極のメタボ対策は「よく噛んで、ゆっくり食べる」 ◆生活パターン改善のためのアドバイス ◆血流が悪い人に多い下半身太り ◆効率的に体脂肪を減らす食事法 ◆肥満のタイプ りんご型肥満・洋なし型肥満 ◆「なめるだけ」フーディアダイエットキャンディ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 1, 2008 05:23:34 PM
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