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カテゴリ:おすすめアルバム
前作『テクニカル・エクスタシー』から2年、1978年に難産の末(オジーの脱退&復帰)リリースされた問題作『ネバー・セイ・ダイ』からリアルタイムでレコードを買っているロマネスクです
ちなみにこの年はUFOなら『宇宙制服』、ジューダス・プリーストなら『殺人機械』をリリースしている、、、つまりNWOBHMが登場する前夜という時代であった このアルバムは、、、、どう言ったらいいんだろ? 楽曲自体は下手したら前作よりもサバスらしさが戻ってきてるんだけどいかんせん音質がね~ ペチャペチャしてる(苦笑) 従来の重くて粘っこさが全く無い ドラムスは湿り気が無くなってるしベースもブリブリしてない トニーのギターなんて歪みすぎて弦の存在感が皆無(キーボードにプリセットされている”ディストーション・ギター”の音みたい ←我ながら的確 笑) 以上のように音質だけでみるとまるで仮歌というか”デモテープ”みたいな感じ だけど! 曲自体は非常に良い出来なので本当に惜しい 1曲目のタイトル曲は実際ヒットしたしアップテンポで割とヘヴィだしキャッチーでもある 2曲目、3曲目、更に4曲目もA面すべてが従来のファンも認める良曲である 【Johnny Blade 】 もっとヘヴィな音質で仕上がっていれば印象も随分と変わっていただろうに、、、惜しい それにサバス節というか彼ら特有の”1曲の中に2曲分の作品が入り混じったような構成”となっており昔からのファンも思わずニヤリとしてしまう♪ まぁ昔ほどメリハリは効いてないのは惜しいところだが基本的にこの”ひねり”があることでファンは安心するじゃないかな B面もバラエティさがあって楽しめる 特に「エア・ダンス」と「オーバー・トゥ・ユー」は美しいピアノが効果的に入ってて隠れた名曲とさえ言われている 【Black Sabbath- "Air Dance" 】 2:30あたりからのノーマルなギターサウンドによって生み出されるメロディとピアノのバッキングは非常に女性的で歌詞をそのまま音にしたかのような美しさを感じる 【Black Sabbath - Over To You 】 サバスらしい風格と威厳を備えたイントロそしてギターによる力強いリフの後に来る華麗なピアノとギーザーのベースラインに胸がときめく さて当時問題になったのはこの後のラスト2曲であった なんと、サックスの登場である! 当時はあのブラック・サバスがホーンを入れるなんて!と非難轟々だったわけ まぁ確かにその意図はなかなか計り知れなくてボクも戸惑ったのは間違いない ただ狂気じみたサックスのソロはプログレ・バンドだったら普通に演ってるし、これがもしトニーのギターも同じように同時または順番にセッション風に弾きまくり合戦をしていたら逆に違和感は無かったのかもしれない 曲が途切れることなくラストの「Swinging The Chain」へと移る 前作の「It's Alright」に続いてビル・ワードのボーカルである オジーがいない時期にちょっと歌ってみたらイイ感じだったからかな?(笑) 後半に進むに連れてカオス状態になっていく様がヤケクソっぽくて良い そしてこのアルバムを最後に正式にオジーは脱退しそれぞれの道へと進むことになる 【輸入盤CD】【ネコポス100円】Black Sabbath / Never Say Die【K2016/8/5発売】(ブラック・サバス) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月21日 16時07分33秒
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