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テーマ:70年代英国・米国音楽(42)
カテゴリ:ミュージシャン
日本語で歌う洋楽ミュージシャンとしてボクが初めて聴いたのは物凄い幼少期の「雪が降る」だったと思う
歌ったのはアダモさん 実はアダモさん、イタリア生まれのベルギー人 しかも原曲はフランス語で歌われているのでフランス人だと勘違いしている人が多い(笑) ご本人が歌っている姿とかは全く記憶にないがいつだったかタモリさんの『ボキャブラ天国』で”雪が降る~~荒川区内♪”というダジャレを聴いた時に幼少期の出来事がフラッシュバックしたのを覚えている(本当は”雪が降る~~あなたは来ない♪”と歌っている) さて、その話は置いといて、、、、 ボクがまだ小学生だった頃、姉の影響でソウル系ミュージシャンを中心に歌いまくる『ソウル・トレイン』という番組をよく観てた 正直黒人系のこの手の音楽は刺さらずスルーしつつ観ていたってのが現実だったがある日デヴィッド・ボウイが「FAME」を歌う姿を見てメチャクチャかっこ良くて初めてこの番組を観てて良かったなぁ♪と思ったっけ(笑) そんなこともあり一応ソウル/ブラック系ミュージシャンには最初から免疫はあった そんな折、日本で開催された音楽祭【東京音楽祭】の第3回目で初出場し金賞を獲ったのが彼女たちだった……1974年のことである 【スリーディグリーズ(The Three Degrees) / 天使のささやき(日本語版)(WHEN WILL I SEE YOU AGAIN(Japanese Version))】 この年はグランプリの受賞者がルネ・シマールという13歳の男の子で、まぁとにかく異常なほど大人気であった ちなみにこの【東京音楽祭】ってのはなかなか面白くて、まぁ普段はいわゆる一般的にポップスと言われるジャンルの音楽を中心に賞レースを行っているのだが、後にランナウェイズが出場したりして度肝を抜かれることもあった 特に第17回(1988年)では聖飢魔IIやVOW WOWそして浜田麻里といったヘヴィメタ系の3組が揃うという奇跡が起こっている(先日このブログでも書いたけどその頃の日本は空前のヘヴィメタ・ブームだったからね) ついでに言うと1990年にはなんとイカ天絡みでカブキ・ロックスまで出ちゃってるというね…(笑) おっと、話が盛大に逸れた、、、、 とまぁこの東京音楽祭で賞を獲ったのがきっかけでスリー・ディグリーズは世界中で人気となり引っ張りだことなったわけ その時歌唱した「天使のささやき」は世界中でヒットし日本では独自で日本語versionも録音され日本のテレビ番組でもよく歌ってたなぁ~ その同時期に録音されたのがこの「にがい涙」と「ミッドナイト・トレイン」だった 【The Three Degrees - Nigai Namida】 冒頭の”見てたッはずよッ”というインパクトが凄まじくてよく覚えている 4曲入りの日本独自のシングル盤(今で言うミニアルバムか) 非常に貴重なレコードだ これは本当に日本のスタッフが半ば強引に録音させたっていうくらいの作品でもちろん日本語歌詞でしかリリースしていなかった(=日本限定発売だし) 作曲は先日亡くなってしまった筒美京平さん(←本当に凄い人)作詞は安井かずみさんで編曲はなんと深町純さんという素晴らしい面子であった! (ちなみにもう1曲レコーディングされた「ミッドナイト・トレイン」の作曲は細野晴臣さんで作詞が松本隆さんというこちらも凄い面子だった) 日本人こそが世界で一番力を注いでいた事がよくわかる(笑) その後2010年になってようやく『世界の恋人』(1975年)のリイッシュー盤(Big Break Records盤)にこの3曲がボーナストラックとして収録された …が現在では当然プレミアム価格の中古盤しか無い …でもベスト盤では聴くことができるので探してみてね(ただベスト盤が星の数ほど出ているのでこの日本語楽曲がちゃんと収録されているCDを確認するのがしんどい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月27日 14時37分37秒
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