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カテゴリ:栽培情報
早生ミカンの完熟は美味しいと思いますが、そこまで樹に生らしておくと「なり疲れ」によって翌年の花が着きにくくなります。それを少しでも和らげるために、肥料を根からではなく葉から吸わせるという方法があり「葉面散布」と言います。本来は根から吸わせるのが筋だとは思いますが、この時期になるとそれではなかなか効かないのです。人間で言うと栄養剤の点滴注射、というところでしょうか、緊急避難的な措置です。
で、その栄養剤ですが、ふつうは尿素や複合液肥を使いますが、せっかく1年間無農薬で来ているのでこういうものを使ってみました。 鰹ソリューブル8000。その名の通り、原材料はカツオ100%。どろどろの茶色い液体の匂いはまさに「鰹の塩辛」そのものです。 これを1000倍に薄めて動力噴霧器で撒きます。風が吹くと自分へ向かって飛んできて、農薬じゃないから厭ではないのですが・・・くさっ!最初はイイ匂いと思ったものが、薄めると魚臭いというか、潮臭いというか。 おおかたの予想通り、ネコが寄ってきました。シシとヒヨは寄って来ないで欲しい。 完熟ミカンの収穫はクリスマスごろまで続く予定。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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