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(続き)6日目の夜10時に羽田に着いたが案外寒くない。この日は人生初のカプセルホテル体験。確かに気軽で清潔だけど1泊3000円。沖縄に比べるとえらく高い気がして仕方がありません。
7日目。18年ぶりに「通勤ラッシュ」というものを体験し、東京の人たちの我慢強さに感心。この人たちが頑張ってくれてるおかげで私はおこぼれに預かれるんだなあ、と思うと感謝の気持ちも湧いてくるというものです。 で、秋葉原からできたばかりのつくばエクスプレスにのって、科学技術都市つくばへ! ・・・のはずが、これもまたスルーして速攻で同じ市内のビニールハウスへ。 今回つくばへ来たわけは新・農業人ネットワークの総会と全国就農サポーターの連絡協議会。このふたつがどういう関係かというと、前者は新規就農者の全国的なつながりで、会費を払って正会員になります(準会員は無料)。で、後者は、各都道府県の推薦をへて全国農業会議所に任命された人たちで、新規就農の経験を生かして就農希望者の相談にのります。普段の相談業務は無償ですが、年1回の全国連絡協議会についてはありがたいことに交通費を出してくれる、というものなんであります。 ほんでもってこのサポーターが新農業人ネットワークの「世話人」になっていて、世話人代表がネットワーク会長、という、実に複雑怪奇なしくみ。私は昨年度まで三重県の就農サポーターだったのですが、前者も後者も同じ担当者からメールが来るもんだからお役御免になっていたことに気づかず、直前になって「あの~、今年は交通費出ないけど、大丈夫ですか?」と言われてビックラ仰天。しかしその頃にはすでについでの沖縄行きも決まっていて「・・・まあ、予定もしてるし、行きまっす。」と返事しておいたら、では翌日のニューファーマーズフェアで体験発表してくれたら、東京までの旅費は出しましょう、ということで救って頂いたのであります。いや~、助かった。 ややこしい文が長くなりましたが、要はこの会員の畑を見学に行ったのが上の写真。「1日3万円づつ売り上げれば1年で1千万円」という地道な言葉が腹にこたえましたよ。 8日目。池袋のサンシャインシティにて行われた「ニューファーマーズフェア」で1日相談員。知らぬ間に、就農のハードルがずいぶん低くなっていました。農業法人はよりどりみどりで、時代も変わったなあ~なんて思ったりしたのです。とは言っても、続けていくのが難しいんでしょうけどね。 そしてこちらが、新農業人ネットワークのコーナー。 こわもてが並んでいるからか、法人コーナーの喧騒をよそに、こっちはあんまり人が来ません。しかし自分でいうのも何ですが、勿体無い!せっかく先輩の話を聞ける機会だし、実はすごい面々が並んでるんですが(知る人が見ればプッ、と吹き出してしまいそうなすごい面々が・・・)。 私も体験発表をすませたあとはここに座っていました。どんな発表をしたか、というのは暗くなるのでやめましょう。たぶん今度の機関紙に載るでしょう。前回発表した人は「一字一句そのまま載っていた」と言ってました・・・それはイヤだな・・・。 その日の夜は東京に泊まって、翌日の便で南紀白浜空港に到着。田舎論文の審査会のあとに残っていた学生さん達と談笑してから帰りました。結局、熊野が一番落ち着く。 ところで今回、たいした偶然が2つありました。 ひとつは沖縄で。その日誕生日を迎えた女の子が海岸のゴミ拾いをしていたところ、ボトルレターを発見。インクはとんでいたのですが、筆圧を頼りに解読した結果、どうやらT大の航海実習で流したらしい。夕食の時にそんなこんなの妄想モードで盛り上がっていたところ、新しいお客さんが到着。「もしかして、T大?」「ええ、そうですけど?」しかもそのうちの1人は年度は違うがその実習にいったことがあるらしい。そこからさらに妄想爆発。 ふたつめはつくばで。懇親会で農業法人の人と話をしてたら、どうやら同じ大学の後輩らしい。「どこに住んでたんですか?」「S木です」これは珍しい(S木は大学から遠いのであまりアパートがないのだ)。 ・・・「Sハイツ?」「Sハイツ!」 ということで、同じアパートに1年間重複して住んでいたことが判明したのであります。 そんなこんなで、なかなか楽しい9日間でした。しかし実は、3日目にはすでに熊野へ帰りたくなっていたという面もなきにしもあらず。畑へ行きたくて行きたくて。 その割りには畑が荒れてるやないかって?・・・ハイ、御免なさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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