カテゴリ:読後レビュー
2014年9月26日 ★★★★ サラリーマン時代に江戸川乱歩賞を受賞した東野圭吾のデビュー作をついに読んでみた。女子高を舞台に連続殺人が起こる。いわゆる密室ものである。主人公はその高校の教師でアーチェリーの顧問を務める前島という男なのだが、この連続殺人の起こる前に自分は何度となく殺されかけていたのである。それも二人目の殺人は実は自分の身代わりに殺されたというからには次は自分の番と恐々とする。密室殺人のトリックもさながら殺人の動機にはかなり驚いた。本当にこんな動機はありなのかと…。犯人が年頃の心弱気な乙女なら有りなのかもしれないがおじさんには到底理解不能だった。デビュー作としては本当に良くできていて、その後の活躍を予想させる内容である。でもかなり無理があったかなぁ。今著者が読み直したらどう感じるか是非聞いてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.09.27 00:46:09
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