カテゴリ:司法試験関連
定義、論証は即答できました。嘘です。安心してください。
でも、定義にしても、芋ずる式にきちんと引き出せます。時間的には、即答とは言わないまでも、キーワードを「ええっと、あれとこれとあれで、、、」といった感じで、さほど困らずに書けます。 普段から定義の意味、一つ一つの言葉には必ず意味がありますから(たとえば、なぜ、その一言を入れなければ、検閲にならないかなどです。)、それをきちんと押さえた上で、定期的に見返しておけば、思い出せると思います。 論証についても、即答とまでは行かないまでも、えーっとあれは、あそこが問題の所在だから、と問題の所在は大体すぱっと、10秒で思い出して、30秒から1分ぐらいで、曖昧な形であれ論証全体について言えると思います。 その上で、理由付けはこうで、結論や判例はこっちで、といった感じで芋ずる式にきちんと出てくると言った感じでしょうか。 ただ、絶対に勘違いしないでほしいのですが、丸暗記は私は一切していません。すべて理解した上で(少なくとも理解したと思った上で)、それを再現できるようにしていました。 問題の所在さえ把握できていれば、あとの理由付けや結論は勝手に出てきます。 問題文を読んだら「あれを書いてこれを書いて」とダーッと頭に浮かぶような状態ですか?と聞かれてみると、 問題文を読んで、比較的典型ないし多少ひねりがある問題であれば、論点はまず確実に思い浮かびます。何度か読んでいるうちに、あれとあれとこの論点を書く必要があるなと気がつきます。 その上で、全体としての結論や落としどころを考えます。 で、いざ答案構成という段になると、その論点については、だーっと思い出せます。つっかえても、ちょっと考えれば思い出せるようになっていると思います。 もちろん、ひねりが十分に入った問題や、これは考えたことがないぞ、という問題であれば、まず何を書くべきかが分からなかったりしますし、そういうときに無理に論点を導き出したりはしませんので、 問題を読めば、すぐに論点とかが思い浮かぶかといわれれば、それは問題による、といったところです。 ただ、普段の答案練習会の問題であれば、だいたいの問題については、5分から10分くらいで、書くべき論点や全体の流れをつかみ、その後、5分から10分くらいで、各論点やあてはめで使うキーワードを各項目ごとに(ナンバリング毎に)書いていたと思います。 大体10~20分くらいで書くべきことの項目やキーワードは全部あがっていると思います。 っていうか、それぐらいで出来ていないと時間的にまず間に合わないと思います。 ただまあ、プロヴィなどの論証例を丸ごとそのまま書くわけではありませんので、安心してください。左のページにある再現答案を見れば分かるとおり、いわゆる論点部分もそのまんま書いているわけではないのが分かると思います。 要は必須な部分が何であるのか、を念頭に置きつつ、普段から論証例を見る際にも、これとこれとが核になるからここだけはきちんと押さえよう、と思って読んでみてください。 論理の流れとキーワードを押さえて、シンプルに書ける技術、絞っていく技術を身につけて行ければ良いのではないかと思います。 <続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年09月24日 22時34分04秒
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